104話(ホークスside) ページ14
意識が浮上する。ボヤける視界の先に見えたのは白い天井。
…俺は、死なずに戻ってこれたのだろうか。
夢か現実か分からないこの状況を確かめようとしたが。
動かない左腕を不審に思い首を動かしてみると、ベッドに顔を伏せながら寝ている幼馴染みの姿があった。
左腕が動かなかったのはAちゃんが両腕でガッチリホールドしているからである。
曖昧だった意識が一気に冴えた。
ホ｢…えっ！？Aちゃ…｣
？｢煩いですよ。はぁ…やっと起きましたか。おそようございます、ホークスさん｣
声がした反対側には花森さんが座っていた。
葵｢この子さっき寝たばっかなんです。騒ぐと起きるので静かにお願いします｣
ホ｢…あ、ごめん。…えっと、今はどうなって…｣
葵｢聞きますか？…まずは貴方が気になっているだろうことから言いますが、あの大戦争はヒーローが勝ちました。
貴方が荼毘を足止めしていたお陰でヴィランの総合戦闘力が下がり、その間に主犯格が捕らえやすくなった。逃げたヴィランもいますが、結果として私たちは勝ったんです。
ただ、その代償として瀕死状態だった貴方は2週間も目を覚まさなかった｣
本当はすぐにでも医者に報告した方がいいのでしょうが、今は夜中なので明日にしましょうと、淡々と言葉を続ける。
ホ｢心配、かけたよね｣
葵｢当たり前です。Aに録な連絡1つもしないで、こんな大怪我して。今は包帯も少なくなりましたが、運ばれた貴方が酷い状態だったから、この子ずっと泣いてたんですよ。
Aは、大切な話を聞かなきゃいけないんだって、この2週間ほとんど寝ずに貴方の目が覚めるのをずっと待ってたんです。プライベートなことまで首を突っ込む趣味はないですけど、二度もAを泣かせることがあったら許しませんからね｣
花森さんの言った通り、Aちゃんの目元にはハッキリと涙の跡が残っている。
そっと指でなぞれば、擽ったかったのか少し身を捩った。
…言われなくても、そのつもりだ。
ホ｢俺はもう、Aちゃんを泣かせん｣
葵｢…そうですか。それ聞いて安心しました｣
ずっと睨みつけるかのように真顔だった花森さんの顔に笑顔が宿る。
もう二度と選択は間違えない。
朝になったら全てを話そう。
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花帆 - 完結おめでとうございます！祝結婚幸せハッピーエンド最高ですヽ(*≧ω≦)ﾉ面白かったです♪花の絨毯ステキ！ホークスの純白ドレス姿…っ夢主さんも作者様もさすが…！おいしいです(*´艸｀*)番外編も楽しみに応援しております〜(*´∇｀)ﾉ (2020年6月8日 19時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
レーズン(プロフ) - 花帆さん» 原作がしんどいので現実逃避したくてとことん幸せになってもらっています(ｏ^ω^ｏ)番外編を書きたすぎて駆け足になってしまいましたが、拙い小説に付き合っていただきありがとうございました！番外編も宜しくお願いします♪ (2020年6月7日 22時) (レス) id: ec6c9ca54e (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - わぁ、夢主さんとホークス婚約、そしてついに結婚おめでとうございます！！腐女子な面も受け入れてくれた上での関係がとても良いですねヽ(*≧ω≦)ﾉハッピーな感じが伝わってきて、拝読していて楽しいです♪続きも楽しみにしております〜お幸せに(*´∇｀)ﾉ (2020年6月7日 18時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 更新ありがとうございます！ついにホークスとくっついて甘い…！(*´艸｀*)面白い所で２年後に…！ドキドキしますっ ラストも番外編も楽しみに応援しております(*´∇｀)ﾉ (2020年6月7日 2時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
レーズン(プロフ) - 泡さん» コメントありがとうございます！！やっと恋人になりました！お待たせしてすみません！！(土下座)6年後の番外編の方でもイチャつかせる予定なので、もう暫く見守っていただけると嬉しいです〜！！ (2020年6月6日 21時) (レス) id: ec6c9ca54e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レーズン | 作成日時：2020年5月28日 22時
