【ヒロアカ】遠目で推しを眺めていたら大変なことになった【ホークス】

33話 ページ36

ホ｢そうだな、まずは瞳がばり綺麗なとこに惹かれた｣

貴｢…へぁ？｣

予想もしていなかった答えに声が上擦ってしまった。瞳が綺麗だなんて、そんなこと1度も言われたことない。

あれ？そう言えば昨日私の家に突入(？)してきた時も綺麗な瞳してるって言ってたような…？

ホ｢後は…君といる時間が純粋に楽しいんだよね。何でかって言われると分からんばってん、もっと話したいってなる｣

ぶわぁっと自分でも顔が赤くなったのが分かった。

私はホークスオタク故に優先順位はいつもホークス。そのため彼氏は1人も出来たことはなく、こんなのにも勿論耐性はない。今が夜でほんとに助かった。

ホ｢こげん理由だけじゃ駄目かな？｣

貴｢りっ、理由になってる気は…なくはない…ですけど…っ、そんなイケボで言われると…耳が死ぬ……！｣

ホ｢あっはは！理不尽すぎる！！｣

笑い声までイケボとかどうなってんの？察してくれ、さっきからオタクのライフはゼロなんだ。私の家ってこんなに遠かったっけ？(徒歩15分程度)

貴｢……でも、そんなこと言われたことなかったので…その…ちょっと、嬉しかった…かも｣

照れた顔を隠すようにふいっと顔を横に向ければ隣から｢エッ！？｣と驚愕する声が聞こえてきた。

ホ｢もしかして照れとる！？｣

貴｢みっ、見ないで下さい！！顔は！見られたく！ないんですってば！！｣

ホ｢注文取りに来た時普通に見たけどね｣

貴｢今すぐ忘れて下さい｣

え〜無理かなァ〜と恐らくニコニコしながら言っているだろう推し。ぐっ…秒バレしたのはほんとに不覚だった。しかも私のバイト先がホークスのお気に入りの店とか初耳。店長、時田さん、なぜ教えてくれなかったんだ。恨むぞ。

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