【ヒロアカ】遠目で推しを眺めていたら大変なことになった【ホークス】

30話(ホークスside) ページ33

暫く東京にいるから折角と思いAちゃんに連絡を入れるも呆気なくフラれ。というかあの一連の出来事はやっぱり夢だと思い込んでいたらしく、｢私を騙して連絡先交換させましたね！？推しながら酷いです！でも推しだから憎めないのがつらい！！｣から始まったメッセージには流石に声を上げて笑ってしまった。

まァでもバイトなら仕方がない。元々予定に入っていたエンデヴァーさんとの食事まで時間はあったけど、大人しく居酒屋まで寄り道せずに向かうことにした。


そして現在


いや〜俺もびっくり、ばり驚いたよね。髪は下ろして声のトーンもいつもより落ち着いてたけど、まさかここが彼女のバイト先だったなんて。思わず貴方を下さいって言っちゃったけどまたフラれてしまった。

俺からの誘いをこんなに断り続ける人も初めてだ。ますます興味が湧いてきたな。

ホ｢エンデヴァーさん、さっきのが例の子ですよ。可愛いと思いません？｣

炎｢知らん！貴様がああ言うから困っていたではないか！それに奴は一般人ではないのか。どういった関係だ｣

ホ｢いや今は何の関係もないですけど、この前から結構気になってんですよねホント！｣

ここに来てからも彼女の話をずっとしている。溝は深かったとしても、その溝はこちらから埋めればいいだけの事。

俺はもっと君のことが知りたい。

諦めの悪い鷹は獲物を捕らえるかのように目をギラギラと光らせていた。

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