【ヒロアカ】遠目で推しを眺めていたら大変なことになった【ホークス】

29話 ページ32

そうだ、ポニーテールの髪も下ろせば私だと気付かれにくくなるかもしれないな、下ろしておこう。赤いリボンも手首に巻いたし、これならホークスに身バレされまいドヤァ！！

なるべくホークスとは目を合わせず、声のトーンも落とす！よし、これでいこう！！

貴｢失礼します。ご注文はお決まりでしょうか？｣

ホ｢……っ！

……貴方を下さい｣

貴｢……大変申し訳ありませんが、メニューにないものは提供出来ないことになってまして……｣


ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛！？！？な、なんっ、え、え！？渾身の変わり身だったのに秒でバレた…！？嘘でしょ、何で？平常心唱えてたのに呆気なく乱心したわ！リタイアボタンはどこですかね！！


炎｢やめんかホークス、困ってるだろう。すまんな、後でキッチリシゴいとく。これとこれを頼む｣

貴｢あ、ハイ、ありがとうございます…｣

生2つと焼き鳥大皿2つ。エンデヴァーありがとう、お陰でちゃんと注文取れたよ…。

貴｢では復唱させて頂きます。生2つ、焼き鳥大皿2つ…｣

ホ｢…Aちゃんを1つ(ﾆﾔﾆﾔ)｣

貴｢私をひと……っ！？だっ、だからそれは無理です！！私はバイト中なので！！では、ごゆっくりどうぞ！！｣

ホ｢えぇ〜釣れないなァ｣

ほんっっっとにどうかしてるよ。タァンと扉を閉めれば近くにいたお客さんが少しだけ驚いた顔をしていた。

私は乗り切ったぞ…後はもう知らん…

その後、貼り付けたかのような笑顔で戻れば時田さんから表情筋固まってると頬っぺたを抓られた。痛い。

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