【ヒロアカ】遠目で推しを眺めていたら大変なことになった【ホークス】

23話 ページ26

あんなイケボで名前呼ぶとか心臓に悪いからほんとどうにかして欲しい。だから認知されたくなかったのに。

元はと言えば私が生徒手帳を落としたのがいけなかった。そしてヒーローなら届けに行かなければと思うのも分からなくはない。

原因はコレか、と自己完結をしたところでベッドの上に倒れ込む。

今日のイベント…私は手すら上げてなかった。なのにどうしてホークスは私を当てたのだろう。全てが謎すぎて頭がパンクしそうだ。

3ヶ月前のイベントで初めて接触。次の日には殺人鬼に襲われそうになったところを助けられる。そして落とした生徒手帳をこの家に届けに来てくれた。いやほんとたったそれだけ。

それだけで今日、名前と顔一致してるって何それ怖い私もう最前列とか行けんやん行く気ないけど。






この時の私はまだ知らなかった。





ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ




このチャイムの音がまた、


貴｢…誰だろ、こんな時間に｣


私の今後を変えてしまうことになるなんて。



ホ｢あ、また夕暮れ時にごめんねー｣


ﾊﾞﾀﾝｯ！！


潮風家の誰かかと思って開けたのに、めっちゃ顔のいい推しが再び奇襲してきていました。

ﾁｬﾝﾁｬﾝ()


何かこれ3ヶ月前にも同じようなことあった気がするんですが…って、待って、まさかこれ、家まで覚えられてしまっている感じでは！？それは流石にヤバくない？引っ越すか？いや、流石に引っ越すのは金かかるしこれ以上潮風家に迷惑かけられないし都心なのにこんなに家賃安いとこ他に知らないしどうしよどうしy


ｶﾞﾗｯ


ホ｢窓開けっぱとか不用心すぎじゃない？｣

貴｢ふぎゃあああああああ！？！？｣

悶々と対策を考えていたから気付かなかった。

ホ｢んなお化けが出たみたいな反応せんでも｣

羽が付いた最推しは裏側から回ったらしく、窓から侵入してきていた。なぜ窓を開けてたかって？換気してただけなんだよ！！(大声)

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