32話 ページ35
ト「AちゃんAちゃん！」
貴「何？トガちゃん」
僕の自己紹介を終えてすぐ、トガちゃんが元気に名前を呼んできた。
ト「私のこと名前で呼んでよ！！」
満面の笑みでそう言われ、僕のハートは呆気なく張り裂けた。…何この子可愛いすぎるだろ。
貴「ヒミコちゃん？」
ト「きゃーありがとう！！」
貴「んで君が荼毘さんだっけ？」
弔「ぶっ」
ただ名前の確認をしただけなのに、弔は飲みかけのお茶を盛大に吹いて荼毘さんには固まったまま死んだ魚の目で見られた。え、何この状況。
荼「おいお前…こんなナリしてる俺にさんを付けるか？普通。…死柄木てめぇいつまで笑ってんだ！」
弔「腹死ぬ、待って、Aが最高すぎてツボった」
さっきから震えてると思ったら笑ってたのね…
貴「だって〜初めましての人をいきなり呼び捨てにだなんて出来ないんだもん」
荼「真面目かてめぇは！いいからさんを付けるな！寒気がするんだよ！」
そんな、急に呼び捨てとかほんと無理なんだけど…どうしよう。
ふと、脳内に暖かな記憶が蘇ってきた。
『俺はAの味方だ』
『死んでもお前を守りきる！』
『ごめんな、お兄ちゃんが弱いばっかりに…』
貴「…っ」
荼毘さんて何か引っ掛かると思ったら…僕の"お兄ちゃん"にそっくりなんだ！なら
貴「…荼毘兄、ってのはどうかな？」
荼「…好きにしろ」
本当の兄じゃないけど、荼毘さんを兄さんと慕っていれば、過去の辛さも少しは和らぐかもしれない。
貴「じゃあ今日から宜しく、ヒミコちゃんに荼毘兄！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 419人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レーズン(プロフ) - 信綺さん» さすが早いw続編も作るからそっちも宜しくな！ (2018年1月4日 20時) (
レス) id: 9587b60f32 (このIDを非表示/違反報告)
信綺(プロフ) - 更新された瞬間よんだ！！！ガンバ！ (2018年1月4日 20時) (レス) id: aa9445d5c6 (このIDを非表示/違反報告)
レーズン(プロフ) - とまとさん» うわああこちらこそ読んでいただきありがとうございます！！続編作る予定なので、宜しければ是非続編も宜しくお願いします♪ (2018年1月4日 20時) (レス) id: 9587b60f32 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - うわぁぁ最高です！！！続き気になります死柄木最高ま！！！尊いありがとうございます！！ (2018年1月4日 19時) (レス) id: ba99215799 (このIDを非表示/違反報告)
レーズン(プロフ) - まかろん中毒さん» 読んで下さりありがとうございます！弔さんにはこれからもデレていただくので(笑)是非今後とも、この作品をよろしくお願いしまーす♪ (2017年11月21日 12時) (レス) id: 9587b60f32 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レーズン | 作成日時：2017年10月15日 12時
