【ヒロアカ】どうやら私は、とんでもない所に生まれてきたようです。【番外編】 (ページ6)

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さっそくフラグを持ち込まないでくれページ6

平穏な暮らしを願うとそれはフラグ？いいえ、単なる純粋で切実な想いです。

が、見事なフラグ回収とはこのことを言うのだろう。いやその前に私はこのことを一切本人から聞いていなかったのだが、来るなら来ると予め言っといて欲しかったところ。

雨｢ねぇ！今日のヒーロー心得講習会のメンバー聞いた！？No.1のデクにNo.2のダイナマイト、そしてNo.3ショート！ショート居るんだよ！ヤバくない！？｣

令｢はは、ヤバいねそのメンツは｣

ヤバい、色んな意味で。全員知り合いだし1人親戚なんですわフラグ回収乙〜。

学校内でエンカしないようにしたいんだけど、いつ来るんだろう。もしかしてもう潜んでたりするのかな。爆豪さんは良いとして、緑谷さんとか私見つけた瞬間めっちゃ親しく話しかけてきそうだもんな、怖いわ。

午後からのその授業が一気に不安へ変わったその時、茂みの中から突然手が出てきたと思えば私は一瞬にして茂みの中へ引きずり込まれてしまった。急すぎたためバランスを崩して引きずり込んだ相手に被さるようにして倒れ、さっきまで隣にいたはずの私を呼ぶ雨美の声が聞こえる。

至近距離で目が合った相手は。

令｢ちょ、ちょっと……！？ここで何してるの焦凍兄ちゃん……！？｣

私を見つけてまるで安心したかのようなホッとした表情を浮かべる親戚だった。

令｢緑谷さんと爆豪さんは！？一緒じゃないの！？(小声)｣

焦｢それが、はぐれちまって……。爆豪から目立つなって言われてるからあんまウロウロできねぇし、困ってたらお前が歩いてきてるの見えたからつい……。悪ぃ｣

ナイス爆豪さん、その判断は賢明だよ。変装してるとはいえ、その隠しきれてないオーラ出してちゃ気付く人はマジで気付くし。これ常識。

じゃあ今頃2人も焦凍兄ちゃん探してるはずだよね。大事になる前に合流させないと！

令｢そういう事情なら仕方ない。取り敢えずここじゃ生徒に見つかるのは時間の問題だし、いっそのこと授業の時間まで職員室で匿ってもらいなよ｣

焦｢……あ、そういやあの2人も時間まで職員室に居るとか言ってたような……｣

令｢絶対居るじゃんそれ！職員室まで急ご、私案内するから！｣

焦凍兄ちゃんの手を取って、未だ私を探す雨美にバレないようこっそり茂みから抜け出す。逃○中みたいな緊張感マジで要らない！