【ヒロアカ】どうやら私は、とんでもない所に生まれてきたようです。【番外編】 (ページ15)

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恐怖の授業参観① ページ15

これほどまでに授業参観が恨めしいと思ったことはないだろう。

授業参観なんて小学生のうちから何度も経験してるじゃないか、そう思ってますね？

イレギュラーが起きやがりました。

生徒1「ねぇ！うちの学年の保護者に超絶イケメンな人いるんだって！」

生徒2「私その人見たかも！紫髪でしょ？」

生徒3「そうそう！もう1人の男の人はグラサンして怖そうな感じだったけど、あれ誰の保護者なんだろね〜！」

……言わんこっちゃない。お父さんと炎司おっちゃん、噂されとるがな。周りにバレないよう頭を抱える。

私の家族はヒーローだらけで忙しいため、学校行事はほとんど参加できない状況なのだけれど……ヒーローを引退したとはいえまだまだ忙しい炎司おっちゃんが珍しいことに暇してるとのことで。変装して単体で乗り込む気満々だったところに加えて今回は何と、たまたまお父さんもフリーになったという。

行く気になってるのに断るのは悪いと思ったのか、お母さんから「行くのはいいけど変装はちゃんとしてよ。叔父さんこれでも昔はNo.1ヒーローだったんだから」と念を押されてはいたが、その変装が見破られないかが私は心配だよ……。

雨「紫髪のイケメンってもしかして、令華のお父さんじゃない？」

令「さ、さぁ……？イケメンなんて他にもいるよたぶん……」

冷や汗流しながら苦笑いしていると突然、教室内がザワついた。