第136話 ページ17
吊戯の後ろに真昼の姿も確認できた。あの吊戯が共闘を望むなんて珍しい。
吊「やっぱり様子を見に来て正解だった。真昼くん、Aちゃんを連れて早く逃げて！」
真「はい！大丈夫かA、立てる？」
貴「ま、ひる…ごめ……ごめ、んね……？」
真「何でお前が謝るんだよ…！俺はAをっ！！」
完全に私の失態だ。怒られても仕方ないと思っていたのに、逆に真昼や吊戯は心配して助けにまで来てくれた。
吊「Aちゃんが塔間さんの何に恨みを持っているのかは皆知ってるんだよ。それに君が今壊されたら、真昼くんはどうなるの！？真昼くんだけじゃない、弓ちゃんも盾ちゃんも…オレも皆悲しむってこと、忘れないで！」
貴「…っ！」
そうだ、私、自分の身のことしか考えてなかった。大切な人にさえ迷惑がかからなければそれでいいと、本当はそのような行動で皆に不安と心配を与えていたことを知らずに。
真「今回は走れそうにないな、足がやられてる。ちょっとごめんな！」
貴「ぎゃっ！？」
いきなりのことすぎて女子力皆無な叫び声を発してしまった。だって、体が浮いて真昼の顔が横にあるとかねぇ、これ俗に言うお姫様抱っ…
貴「おおお、お姫様抱っこ！？///」
真「ごめん、この方が走りやすいんだ！ちょっとの間だから我慢してくれ！」
いやちょっと待ってせめてはだけた前をどうにかさせて本当お願いだからねぇ！！(泣)
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レーズン(プロフ) - さらさん» 一から読んでくださったんですか！？うわあああああありがとうございます！！亀更新ですが、今後ともこの作品をよろしくお願いします(o^^o) (2017年11月14日 23時) (
レス) id: 9587b60f32 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 凄く面白いです！この小説見つけて一から最後まで読みました！真昼くん大好きです！これからも楽しみにしてます！更新頑張って下さい！最高です！ (2017年11月14日 22時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レーズン | 作成日時：2016年12月29日 1時
