第114話 ページ43
車の中がまた静寂に包まれる。
あの日私は吊戯を責めたけど
実際は責める権利なんてなかった。
私も吸血鬼。正体を隠してたから…
盾「お前が何者だろうと俺は別に構わないよ。例えそれが吸血鬼だったとしてもな」
貴「え？何で…恨まないの？」
盾「確かに吸血鬼は憎いけど、詩文を殺したのは椿のサブクラスであって、お前じゃない。それに、友達になっといて今更嫌いになるなんて…俺にはできねぇよ」
盾…
真「そうか…俺が見たAの”あの記憶”は、その事件のことだったんだな」
真昼も納得したみたいだ。
貴「…そっか…盾…あり、がと……ごめんね……」
同時に視界もボヤける。あぁ、私泣いてるのか。
昔から私に友達なんていなかった
だから友達は作らない”予定”だった
嫌われると思ったのに
盾は許してくれたし、真昼もクロも何も言わない。
あーあ
今は涙、止まりそうにないなぁ…
真「ってA泣いてんのか⁉」
ク「お前…ムードぶち壊すなよ…」
あ、バレた←
貴「だって…絶対嫌われるって思ってたし…っ！あの2人だって、私のこと何て思ってるか…‼」
盾「それに関しても心配いらないと思うぞ。というか本当に嫌いだったら、あいつらがあんなに絡んでくるわけねぇだろ？」
…うん、それもそうだね。
私の罪が、また1つ許された気がした。
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NANA(ハピラキイェイイェイ) - 100話おめでとうございます！もうそんなだなんてうらやましいです！ (実は私もやっています！) これからも頑張ってください！ (2016年11月13日 22時) (
レス) id: 34c39fb156 (このIDを非表示/違反報告)
リラメン☆ - レーズンさん更新頑張って下さい！応援してます！ 主人公ちゃんの性格とか好きです(=´∀`=) 本当頑張ってください!!! (2016年11月7日 1時) (レス) id: 0568748180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レーズン | 作成日時：2016年10月29日 19時
