彼と吸血鬼の恋さんっ！

第106話 ページ35

ppppp…ppppp

酒の力で騒いでいたら盾の携帯が鳴り響いた。

盾「出るからお前ら静かにしろよー…はい、車守です」

『違反対策部です。近隣でサブクラスの違反者を確認しました』


ﾋﾟﾘｯ


さっきまで陽気だった車内が静寂に包まれる。

『コード”バルドル”・”ヘズ”・”トール”の緊急対処を要請します。

三者ともに戦闘許可。バルドルの制限解除は戦況を見てヘズが判断願います。

対象数5、捕縛優先、抹消も許可。周囲の隔離完了済みです。

地図情報と対象者の画像を送信します』

盾「…三者了解」

うわぁ、こんなに楽しい後で戦闘とかwこの人たちツイてないな〜

吊「えぇ〜待って待って〜報酬の話は〜？いくら出るんですかぁ？頑張り方が違ってきますが〜？」

貴「あんたね…( ¯―¯٥)」

『報酬は…え？貴方がどうして……』

ん？事務の子どうしたんだろ？

『…吊戯』

え

『いくら欲しいんだ？全く…終わったら好きなだけやるから』

この声は…！

吊「…塔間さん」

塔間泰士‼

『ここ数日、サブクラスどもが騒がしくて仕方ない。見せしめにするためにも、今日は派手にやって来なさい』


ﾌﾞﾂｯ


吊戯って、まだ塔間(あいつ)の”言いなり”だったんだ…

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