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77話。貴方side ページ28

国「小僧。」





敦「あ、はい。」






国「ここの片付けは良いから乱歩さんにお供しろ。現場は列車ですぐだ。」





良いなあ、独歩兄さんも尊敬する人の仕事についていけるなんて。





でも、内容が殺人事件なのだから羨ましがることではないだろう。





敦「ぼ、僕が探偵助手ですか?そんな責任重大な、」





江「まさか。二流探偵じゃあるまいし、助手なんていらないよ。」





敦「じゃあ僕は何を?」






江「ほら僕、列車の乗りかた判んないから。」





え。





列車の乗りかたを?そして、胸を張って言うことでもないですよ。






大丈夫なのだろうか。





あれだろうか、人よりも並外れた推理力がある代わりにその他のことは何も出来ない、みたいな。





天は二物を与えない、とはいうけれど極端な例だなぁ。





呑気にそう考えながら散らばった書物を棚に戻していたところ、独歩兄さんが思い付いたようにこちらを見た。





国「A、お前も一緒に行ってきてくれ。」





『俺?お供なら一人で事足りると思うけど。それに片付け大変じゃない?』





国「片付けならば太宰のやつを呼ぶ。小僧はヨコハマの地形を全て把握しているわけではない。念のために着いていってやってくれ。乱歩さんが遅れてはいけないからな。」





『わかった。』





たぶん、太宰さんに片付けは頼めないと思うけど。

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空李(プロフ) - かなとさん» すみません、ご指摘ありがとうございます。 (2019年5月9日 18時) (レス) id: 154a99d2ca (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年5月9日 18時) (レス) id: 483535372f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空李 | 作成日時:2019年5月9日 17時

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