検索窓
今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:48,878 hit

58話。太宰side ページ9

武装探偵社に帰り、怪我をした四人を与謝野女医に預けて一体どういうことだと騒ぎ出す国木田くんをどうどうと宥めたあとに社長室に向かう。




その途中、乱歩さんがいいんじゃない?とニコニコといつものように駄菓子をむさぼりながら見ていたことに気づき、やはりこの選択は間違っていないのだと確信した。





太「社長、太宰です。」





福「入れ。」





社長はいつものように机について数枚の書類を捌いていた。





太「社長、新人をもう一人、入れたいと思います。」





敦くんを入れたばかりであるため断られるかもしれないが、社長ならば彼の性質から武装探偵社に入ることを許可すると考えられる。





福「何故だ。」





太「彼は本来、人前で異能力を使うことは避けています。が、先程の依頼はポートマフィアによる罠であり、谷崎兄妹が重症を負った際、彼も怪我を負ったにも関わらず指名手配犯である相手に異能力を使って立ち向かいました。結果、彼も重症を負い意識を失ってしまいましたが、彼の行動は中島敦を動かした。」





彼の行動がなくても敦くんは同じ行動をとっていたかもしれない。





しかし、敦くんを動かすきっかけになったのは全力で芥川くんに立ち向かった国枝くんの行動だった。




太「彼、国枝くんには中島敦とは違った人を引き付ける、人を動かす力がある。だから、」






福「武装探偵社に入れたいということか。」






太「はい。」






きっと社長のなかで答えはもう決まっている。






福「太宰、国枝の目が覚め次第此処へ呼ぶように国木田に伝えてくれ。」






太「了解です。」

59話。貴方side→←57話。貴方side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
設定タグ:文スト , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

空李(プロフ) - かなとさん» すみません、ご指摘ありがとうございます。 (2019年5月9日 18時) (レス) id: 154a99d2ca (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年5月9日 18時) (レス) id: 483535372f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:空李 | 作成日時:2019年5月9日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。