猫 [KB・古賀隼斗] ページ7
『は、は、は、隼斗っ⁉なんや今の‼可愛すぎるわ‼』
もしもしとも言わんと、朝からよく通る声で叫ばれた。
勿論、外にはスピーカーにしてもいないのに丸聞こえで、鮪たちが俺の携帯に耳を寄せた。
「声がデカイねん、お前。それn「誰が一番可愛かったぁ?」
突然飯田が俺から携帯を奪い、机に置いた。
そして、皆に聞こえるようにスピーカー通話に変えやがった。
『ん?あ‼めしちゃんやん、おはよう(笑)』
「おはよー(@ ̄ρ ̄@)んで、誰が一番可愛かった?」
『え、そりゃぁ隼斗やろ。隼斗しかおらんで』
「うわーっ(笑)聞いた相手が悪かった」
携帯越しではあるが、二人が仲良くケラケラと笑う。
なんやろ。
むちゃくちゃ嫉妬してまう。
「もう、ええやろ」
少し荒く、スピーカーをOFFにする。
「なんや古賀、嫉妬か?」
飯田がニヤリと笑った。
「古賀でも嫉妬するんや」
「せやで。意外と嫉妬深いねん、あいつ」
飯田につづき、鮪、そしてこいちゃんまでもが口にしたが、俺は気にせずAとの会話を続けた。
『なんで今スピーカーOFFにしたん?嫉妬か?』
お前もか。
「せや、お前確か、俺が猫の真似したら猫耳でも何でもしたるって言うたよな?」
『あ、無視ッスか。……てか、言ったっけ、そんなこと』
少しとぼける彼女。
忘れるはずがない。
だから、わざと低い声で聞いてみる。
「忘れたなんて言わんよな」
電話の向こうでAがビクンっと身体を、揺らすのがわかる。
そして出た答え。
『………わすれてへんよ?』
「決まりやな。今日は帰り早いし、家で待っとき。かわいいの買ってきたる。ほな」
『え、いや‼アレは冗談d…』
彼女は何か話そうとしたが、一方的に電話を切った。
今更冗談だなんて言わせない。
冗談とか、許さない。
「たくさん可愛がったるわ」
ぼそりと呟いたのが聞こえたのだろうか。
今日は飯田に若干、引かれてる気がする。
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どうも、安元です!
今回の古賀ちゃんの話、ちょっとピンク要素入っちゃいました!
すんません‼
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あすか - ゲスの極み乙女の小説お願い致します (2017年3月17日 22時) (レス) id: 1a722e77b4 (このIDを非表示/違反報告)
Rihu(プロフ) - guitarのまーくんかっこよすぎます,… (2017年2月12日 23時) (レス) id: 69d8711b64 (このIDを非表示/違反報告)
黒きゃん(プロフ) - なかじん!めっちゃ良かったですよ!!!!!!セカオワっぽいファンタジックなお話読めて嬉しいです^^ありがとうございます!!!! (2016年8月12日 3時) (レス) id: 4804dd2dcd (このIDを非表示/違反報告)
安元檎璃子(プロフ) - Polluxさん» うおおおおおおっ!!!!関西弁の彩織ちゃんみたかった……。こっちでは、LOVEさんがトークで噛みまくりでしたよwww京セラ、当たるといいですね!私も、ナゴヤドーム当選祈願です(笑) (2016年7月4日 21時) (レス) id: f98a05b2e7 (このIDを非表示/違反報告)
Pollux - 安元檎璃子さん» そうでしたか!私は大阪城ホールでした!さおりちゃんが関西弁で。。えげつなく可愛かったです。ええ。来年、京セラ行けるだろうか。。welcome京セラドーム!! (2016年7月3日 22時) (レス) id: dbf963be5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安元檎璃子 | 作成日時:2016年5月2日 2時