幸せ林檎[ゲス乙女。] ページ42
You side
仕事場に着き、会議にもギリギリ間に合い、何とか今日一日分の大仕事が終わり、少し気を抜いてホッとしていたころ。
林檎をくれた同僚の子が声をかけてきた。
「Aさん、お昼、一緒に外で食べない？」
「んー？あ、いいよ！」
珍しいな、私が人から誘われるって。
なかなかないもんな、そういうの。
と思い、少し嬉しく、ウキウキしながらも、残り30分という時間をパソコンの画面に注げた。
〜♪
お昼のチャイムが鳴る。
学校かよ、と思うこともあるが、流石にも慣れた。
「Aさん、行きましょか」
「はいはい、ちょっとまってね〜」
家以外でテンションが高い自分に驚きが隠せない。
絵音といるときだけだと思ってた。
「どこに食べにいくのー？」
「ちょっとそこのカフェ。SNSで最近話題なんだよ」
「んへぇ〜、そうなんだ」
「んへーって！！笑Twitterとか、やってないの？」
「うんー、やってるけど、そこまで興味持ってなかったな〜」
だって、ずぅっと絵音のツイートみて、笑ってるんだもの。
なんてことは口が裂けても言えなかった。
「ついた、ここ！！」
「可愛い雰囲気のお店だね〜」
久々にこんな女子力というものを味わうな。
期待に胸を高めながら、ﾁﾘﾝﾁﾘﾝとなる店内へと足を入れた。
「Aさん、彼氏とかいるの？」
「え？」
それはとても唐突だった。
いつかは聞かれると思ってはいたものの、その準備は一切、されていなかった。
「えっと、」
「ははん、いるね笑、てか、知ってますよ」
「は？！」
「この人でしょ？」
といって、その子はスマホの画面を見せてきた。
私は目を丸くして、口をぱっかりと開けてしまった。
そこ映っていたのは、まさしく川谷絵音。
そして、その絵音の横には、肩を組んだその子の姿。
「…………ごめん、ちょっと、戻るわ」
「わーわー！！違うんだって！！」
「何が違うん。いや、当たってるのも怖いけどさ、一番怖いのはその写真だわ」
「ついこの前、ゲス乙女。のライブに行ったの。私ね、シンプルにゲス乙女。が好きだったから。それで、外で友達と合流するために待ってたら、たまたま絵音さんが通りかかってね。それで、声かけたら、快く写真までOKしてくれて。それで撮った写真なんだ」
「それをわざわざ見せてくるアンタの精神に負けたわ」
「へへっ、ごめんね」
その子は小悪魔のような目で笑って見せた。
続く
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あすか - ゲスの極み乙女の小説お願い致します (2017年3月17日 22時) (
レス) id: 1a722e77b4 (このIDを非表示/違反報告)
Rihu(プロフ) - guitarのまーくんかっこよすぎます,… (2017年2月12日 23時) (レス) id: 69d8711b64 (このIDを非表示/違反報告)
黒きゃん(プロフ) - なかじん！めっちゃ良かったですよ！！！！！！セカオワっぽいファンタジックなお話読めて嬉しいです^^ありがとうございます！！！！ (2016年8月12日 3時) (レス) id: 4804dd2dcd (このIDを非表示/違反報告)
安元檎璃子(プロフ) - Polluxさん» うおおおおおおっ!!!!関西弁の彩織ちゃんみたかった……。こっちでは、LOVEさんがトークで噛みまくりでしたよwww京セラ、当たるといいですね！私も、ナゴヤドーム当選祈願です(笑) (2016年7月4日 21時) (レス) id: f98a05b2e7 (このIDを非表示/違反報告)
Pollux - 安元檎璃子さん» そうでしたか！私は大阪城ホールでした！さおりちゃんが関西弁で。。えげつなく可愛かったです。ええ。来年、京セラ行けるだろうか。。welcome京セラドーム！！ (2016年7月3日 22時) (レス) id: dbf963be5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安元檎璃子 | 作成日時：2016年5月2日 2時
