summer [ドロス・川上洋平] ページ22
*洋平 Side*
『さあ、やって参りました夏フェスです!今の心境はどうですか、磯部さん』
『なんでお前がアナウンサーみたいになってんだよ(笑)どうも、皆さんおはようございます、[Alexandros]です』
『心境じゃないじゃん(笑)』
朝の情報番組のある一角のコーナーで、夏フェスのレポーターを頼まれた俺たち[Alexandros]。
なんか、前にKANA-BOONもこんな感じのやつやってたなと思いながら、出番までの時間を使って取材に許可を出した。
KANA-BOONのときは、鮪がワタリドリの替え歌してたな。
あれは傑作だったと思う(笑)
『えっと、普段ね、僕たちはステージには出させていただいていますけど。なかなかね、フェス飯とかっていうのを食べれてないし、フェスというものにしっかり参加をしたことがないんですよ。今日はそんなフェスを楽しみたいと思っています‼』
『僕はそれよりもビールが飲みたいですね』
『それは磯部さんだけでしょ(笑)』
『いや、僕ものみたいですよ。フェスで飲むビールは格別でしょうね』
『あ、白井さんまで』
『多分、フェス飯だけ食べたいのは洋平だけだと思うよ』
『あら、聡泰さんまで』
『とにかく行ってみましょうか』
『そうですね(笑)』
グダクダしたミニオープニングトークはヒロの一言で終わり、フェスの入り口へと足を運んだ。
やっぱり、実際来てみると人の量がものすごい。
ステージから見えるだけでもかなりの数なのに、ゲートをくぐればそれよりもすごい景色だ。
『うわぁっ‼すっごい人だ‼』
『ステージから見るよりもスゴいですね』
『あ、磯部さんもそう思いましたか』
『え、洋平とおんなじこと考えてたの?微妙に嫌なんだけど』
『ちょっと、皆さん、今の聞きましたか(笑)』
またもやグダクダした会話をしていると、キャンプ場らしきところにやってきた。
テントたくさん張ってあるし、バーベキューとかしてる団体が、いい具合に間隔をあけて過ごしている。
そしてやっぱりこの辺りに来ると、俺たちのことを知っている人が多くなってきて、段々と辺りが騒がしくなってきた。
「やばいやばいやばい、ドロスだよね、あれ」
ああ、はい。
「え、まってまってまって!洋平、洋平」
うん、そう。俺、洋平。
ニコニコと手を振り返しながら、頭の中でそうやって答えていると、ふと、一人の女の子に目がいった。
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あすか - ゲスの極み乙女の小説お願い致します (2017年3月17日 22時) (レス) id: 1a722e77b4 (このIDを非表示/違反報告)
Rihu(プロフ) - guitarのまーくんかっこよすぎます,… (2017年2月12日 23時) (レス) id: 69d8711b64 (このIDを非表示/違反報告)
黒きゃん(プロフ) - なかじん!めっちゃ良かったですよ!!!!!!セカオワっぽいファンタジックなお話読めて嬉しいです^^ありがとうございます!!!! (2016年8月12日 3時) (レス) id: 4804dd2dcd (このIDを非表示/違反報告)
安元檎璃子(プロフ) - Polluxさん» うおおおおおおっ!!!!関西弁の彩織ちゃんみたかった……。こっちでは、LOVEさんがトークで噛みまくりでしたよwww京セラ、当たるといいですね!私も、ナゴヤドーム当選祈願です(笑) (2016年7月4日 21時) (レス) id: f98a05b2e7 (このIDを非表示/違反報告)
Pollux - 安元檎璃子さん» そうでしたか!私は大阪城ホールでした!さおりちゃんが関西弁で。。えげつなく可愛かったです。ええ。来年、京セラ行けるだろうか。。welcome京セラドーム!! (2016年7月3日 22時) (レス) id: dbf963be5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安元檎璃子 | 作成日時:2016年5月2日 2時