たった４組の邦楽ロック

summer [ドロス･川上洋平] ページ21

くろとまさんからのリクエストです！

ありがとうございます‼





夏フェス。

人生で一度は行っておきたいものですよ。




だって、ヒロくんにも祐馬くんにもセイヤさんにm((ry

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
*Your Side*



「あっつ‼そして、うまっ‼」









さぁ、今年もやって来ましたこの季節。









『夏といえばなんですか？』









と、質問されたなら、必ず、









『夏フェス以外、何があるんですか』









と、答えてしまう。


去年なんか、出席しないと単位が取りにくいと言われた大事な講義を、フェスの方が大切だと言って休んでまで来てしまった。

結局単位はギリギリで取れたわけだが、そのくらい夏フェスが大好きな私。



毎年、いとこの家族と一緒に２日間、キャンプもかねて参加をする。






「あ、しまった。今年キュウソのステージ遠いの忘れてた」

「まじで⁉ちょ、A姉ちゃん先言ってよそういうの！そしたら俺、向こう側にテント張ったのにぃ」

「でも、ドロスはこっちらしい」

「こっちに張って良かったな」






今年で高校２年生になったいとこは本当に男子高校生なのかというくらい、人見知りをしない。
それどころか、

「A姉ちゃぁぁぁんっ‼」

開始3秒で、このテンションなのだ。




そんないとこが可愛くて仕方がないわけだが。









「A姉ちゃん、こっちの肉の方がまじうめぇよ」

「ちょっと頂戴よ」

「………やだね」

「このクソガキめ」









そんなゆるゆるな会話をしていると、二個ほど先のテントからなにか歓声が聞こえた。








いや、フェスだから歓声が聞こえるのは当たり前なのだが、そういうのじゃなくて。




もっとこう、なんだろう……ライブの歓声じゃなくて……









「ちょ‼姉ちゃん‼姉ちゃん‼ドロスだ‼歩いてる‼」









そうそう、こんな感じの………………









は？









「なに言ってんの？んなわけないだろ」

「いや、まじまじまじ‼ほらっあそこ‼」

「いや、だから…………んおっ‼」









本当だった。









そこには私がステージの下からよく見上げていた彼らが。









「おい、まじかよ………」

summer [ドロス･川上洋平]→←絵音*安元檎璃子*

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