検索窓
今日:7 hit、昨日:5 hit、合計:48,989 hit

manager [ドロス・川上洋平] ページ18

「あ、A。ハサミある?」









キタ。









「あ、うん、あるよ‼ところでこれ……」







私がそれを聞く前に、もう作業に取りかかっていた聡泰さん。





ああ、







まさか予想が的中するとは………









「ちょっとまって。何故切る‼衣装を!!」

「日本語の順番おかしくない?」

「そこじゃねぇよ‼」





私が1人、唖然としている目の前でジョキジョキと聡泰さんの左腕が切られていく。






さようなら。


聡泰の左腕よ。




安らかに眠れ。







「よし、できたーっ‼これで大分涼しくなった」

「これあれだね。またラジオの生徒用のプレゼントになるやつだ」

「なっ‼今度はちゃんとした私物、用意するし!」






ヒロさんと聡泰さんの微笑ましい会話を聞いていると、ようやくメインが帰ってきた。









『ガチャ……』









このバンドの大王、川上y「A、ちゅーして」









………………………。







「もうちょっと雰囲気考えて帰ってきてよ」

「えー、だってちゅーしたいもん。雰囲気なんて考えられない」

「いいから出直してこい」

「OK」









ということで、take2









『ガチャ……』









このバンドの大王、川上y「A、愛してる」









ダメだ、こりゃ。









「………もういいや」

「ほんと?じゃぁ、ちゅーして」

「アホ。こんなところではしないぞ」

「えーいいじゃん。だってもう皆いないよ?」

「は?」









ふと周りを見渡すと、誰もいなくなっていた。




いるのは私と洋平君のみ。









やりよったな、あいつら。









許さん。









と思っていると、洋平君の後ろの扉の隙間からなにかが見えた。





気のせいかと思い、目を擦ってよく見てみる。



するとそこにはヒロさんの妙にニヤついた目だけが覗いていた。









打ち上げの奢りはヒロさんです。









私はサッと携帯を取りだし、他のスタッフにそう伝えた。

manager [ドロス・川上洋平]→←manager [ドロス・川上洋平]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
51人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あすか - ゲスの極み乙女の小説お願い致します (2017年3月17日 22時) (レス) id: 1a722e77b4 (このIDを非表示/違反報告)
Rihu(プロフ) - guitarのまーくんかっこよすぎます,… (2017年2月12日 23時) (レス) id: 69d8711b64 (このIDを非表示/違反報告)
黒きゃん(プロフ) - なかじん!めっちゃ良かったですよ!!!!!!セカオワっぽいファンタジックなお話読めて嬉しいです^^ありがとうございます!!!! (2016年8月12日 3時) (レス) id: 4804dd2dcd (このIDを非表示/違反報告)
安元檎璃子(プロフ) - Polluxさん» うおおおおおおっ!!!!関西弁の彩織ちゃんみたかった……。こっちでは、LOVEさんがトークで噛みまくりでしたよwww京セラ、当たるといいですね!私も、ナゴヤドーム当選祈願です(笑) (2016年7月4日 21時) (レス) id: f98a05b2e7 (このIDを非表示/違反報告)
Pollux - 安元檎璃子さん» そうでしたか!私は大阪城ホールでした!さおりちゃんが関西弁で。。えげつなく可愛かったです。ええ。来年、京セラ行けるだろうか。。welcome京セラドーム!! (2016年7月3日 22時) (レス) id: dbf963be5d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:安元檎璃子 | 作成日時:2016年5月2日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。