たった４組の邦楽ロック

guitar [ドロス･白井眞輝] ページ12

黒きゃんさんからのリクエストです！

ありがとうございます、ホント。
まじ、感謝です。

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今、俺たち[Alexandros]はツアーの真っ最中である。







そして昨日。









『愛してるぜぇぇえええっ‼!!』









名古屋公演が終わった。





次の大阪公演までにはまだまだ日数がある。


そのため俺たちは休憩の意を踏まえ、今日は丸一日名古屋を自由に散策することにした。





そして俺は今、そういえば名古屋といえばヒロの故郷だったよな。なんてことを考えながら一人、某商店街を歩いている。




洋平たちはいない。









なぜ俺だけが商店街を歩いているのかと言うと、ことの発端は一時間前………




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「名古屋飯食べたい‼」





『はぁっ⁉いきなり⁉』




「そんなハモらなくてもいいじゃん……」

「そりゃハモるでしょ。いきなりすぎだよ、洋平」

「そういう聡泰は食べたくないの？名古屋飯」

「そ、それは……」

「ね！食べたいでしょ？だからさー、お願いだよぉ」

「まぁ、洋平がそんなに言うなら……ね？」

「あ、俺も食べたい」

「え、ヒロもっ⁉」





洋平の可愛い可愛い駄々のこね方に呆れた聡泰は洋平とヒロを連れ、美味しい名古屋飯を求め冒険に出掛けた。




「あ、ねぇ。まーくんはいかなくていいの？」



洋平がわくわくした顔で聞いてきた。



「……俺いいや。あんまりお腹空いてないし」

「えー、そんなぁ…」







きゅっと眉毛をハの字に曲げ、頬を膨らませた洋平はまるで小動物のようで、不覚にもきゅんとした。








「じゃ、まーくんまた後でここに集合ね‼」

「うん、わかった」

「じゃぁねぇー！」

「ばいばい、気をつけて」


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ということがあり、今に至る。






無事に名古屋飯にありつけているといいが………。









しばらく歩いていると、中古楽器を売っている店をみつけた。







「結局ギターか」







口ではそう言っているが、体はそうは思っていないらしく、引き込まれるようにしてその店へと入っていった。

guitar [ドロス･白井眞輝]→←呼び名 [(ё)･ヤマサキセイヤ]

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