大好きでした。【爆豪勝己】 (ページ4)

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好き3* ページ4

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廊下を歩くこと十数秒。

私たちは人目の少ないところにいた。

爆「おい」

『は、はい!』
突然の出来事に間抜けな声が出る。

爆「ずっと見てたろ」

バレていた。

無言で頷く。

しばらくの沈黙。
　
口を開いたのは意外にも君だった。

何か言われるのか、引かれたか、など。

色んなことが頭の中をめぐる。

爆「何で見てたんだ」

やっぱり。
この言葉が一番合うだろう。

『え、えと、綺麗な横顔だなとお、思って...』

と、言葉を必死に紡いでいくと、

爆「そうかよｯ」

と言う声が聞こえた。

予想外の出来事にﾊﾞｯと顔をあげると、耳まで真っ赤な君。

見んなｯと頭を下げられる。

爆豪君の手が私の頭にある。

想像するだけで顔が赤くなりそうだ。

まぁもうなっているだろうけど。すると君は、私の髪を一束掬い、触り始めた。

また起きる予想外のことに、動揺を隠せない。

爆「なぁ、水野」

と。彼ははっきりいったのだ。

丸顔や、半分野郎など名前を覚えない彼が。

私の名字、水野、と。

名前を呼ばれたことに顔を上げ硬直し、驚愕していると、

爆「可愛いな」

と。爆弾発言をした。

『へ!?あ、ありがとう///』と

照れながら言うと、

爆「ふふっ」

といつもとは違う笑みを見せた。