今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:6,916 hit
小｜中｜大
4話 ページ5
その日の夜私は自分の部屋だと言う場所のベットの上にいた
何もかもが初めて見る
ふと机の上の写真が気になった
貴女｢…なんだろう｣
写真を手に取ってみてみる
金髪に凛々しい顔立ちの男の人と一緒に写っている写真だった
あれ…私この人……知ってる……？
何でだろう､何も思い出せないままなのに
思い出せるのはこの人
私は写真を伏せておくと布団に潜り込む
忘れよ…忘れた方がいい
私の脳がそう私に言い聞かせる
翌朝起きると私は多摩雄さんと一緒に学校に行く
多摩雄｢大丈夫か…？｣
貴女｢はいっ｣
多摩雄｢無理すんじゃねぇぞ？｣
多摩雄さんは不安そうに私の手を引きながら歩く
早く思い出さないと…
多摩雄さんやほかの人にも迷惑掛けちゃう
貴女｢あ､あの｣
多摩雄｢あ？｣
貴女｢その…その傷って？｣
多摩雄｢傷？…あぁ､これは……なんでもねぇ、ちょっと転んだだけだ｣
転んだだけ…
私はそれ以上聞かなかった
いや…聞けなかった
多摩雄さんの顔は真剣だったからだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ムーマン | 作成日時：2016年10月24日 2時
