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4話 ページ5

僕はAちゃんといる時の朝が嫌いだ

目は覚めたが瞼を開けるのがとても苦痛

だってこの目を開いてしまったら君はいないんだろ?

ゆっくりと目を開けてみる


戌亥「…はぁ」


昨日まで僕の腕の中で眠っていた君は今はいない

君は必ず自分のものを残していかない

だから余計寂しくなる

僕も身なりを整えてホテルを出る

ホテルから出るとまるで僕を待っていたかのように立つ丑嶋君

丑嶋君を見た瞬間、背筋が凍りついた

もしかしてバレた?Aちゃんともういられない?

自分の中で色んな不安が混ざり合い混乱していた


丑嶋「戌亥がホテルから出てくるなんて、珍しいんじゃねぇか」

戌亥「そ、そんな事ないよ〜!僕だってこういう所来ることだってあるよ」

丑嶋「ふーん、誰とヤッたの」

戌亥「前に行った店の娘だけど」


丑嶋君の目が怖くて見れない…

出来るだけ平常心を保とうとするが出来ない


丑嶋「あそ、戌亥」

戌亥「な、なに?」

丑嶋「A見てねぇか」

戌亥「Aちゃん?見てないけど、どうして?」

丑嶋「朝起きるといなくなってたんだよ」

戌亥「仕事とかじゃないの?」

丑嶋「仕事だったんなら家には泊まんねぇ…戌亥お前さ」


疑いの目で僕を見つめる丑嶋君

…どうしよう

僕がそう思ってると丑嶋君の携帯が鳴った


丑嶋「悪ぃ…」


少し僕から離れたところに行くと電話に出た

冷や汗が頬を伝う


丑嶋「今、Aから連絡があって家に帰ってるらしいから俺帰るわ」

戌亥「そっか、またね丑嶋君」

丑嶋「あぁ」


丑嶋君が行くのを確認すると僕は緊張が一気に解けて壁にもたれかかる

本当…心臓に悪いな…

でも、なんで丑嶋君、ここがわかったんだ

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はんぺん丸(プロフ) - キスククさん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年11月14日 2時) (レス) id: 9f006570fc (このIDを非表示/違反報告)
キスクク(プロフ) - こんなにwktkしながら夢小説読んだの初めてです。これからも更新頑張ってください。応援してます。 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 690ae23b87 (このIDを非表示/違反報告)
はんぺん丸(プロフ) - うさこさん» ありがとうございます!見ていただいて光栄です! (2016年10月8日 11時) (レス) id: a617631f1c (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - すいません、少女じゃなくて、小説です!打ち間違えました! (2016年10月7日 22時) (レス) id: 85a22ae82f (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - 悪女だっ…!ムーマンさんの少女大好きです!更新される度にテンション上がってます!頑張ってください! (2016年10月7日 22時) (レス) id: 85a22ae82f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ムーマン | 作成日時:2016年10月2日 1時

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