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2話 ページ3

何分かした頃に戌亥さんは来た

走ってきたのか呼吸を乱している


貴女「戌亥さんっ」


マフラーで口を隠したまま戌亥さんに微笑みかける

戌亥さんはニコッと切れ長の目を細めて笑う


戌亥「お待たせ、ごめんね待たせちゃって」

貴女「いえ!そんなに待ってませんから大丈夫ですよ!」

戌亥「本当?なら、よかった」


戌亥さんは座っている私を抱きしめる

戌亥さんの胸の音が聞こえてきた


貴女「戌亥さんの心臓早くなってますねっ」

戌亥「はぁ…駄目。Aちゃんと居たら我慢することが出来ない」

貴女「ふふっ…我慢なんて最初からしないのに?」


ふふっと戌亥さんは笑うとゆっくりと私にキスをした

最低なことだってわかってる

でも、やめられない

一度浮気をするとやめられなくなる

麻薬と同じようなもの


戌亥「愛してるよ」

貴女「私も、愛してます」


一体何人の人にこの言葉を言ったことだろう

この言葉をいう度に皆幸せそうに笑うの

その顔が私は見たくてこの言葉を言う

本気にしちゃって…馬鹿ね…


戌亥「ね…いつになったら丑嶋君と別れてくれるの?早くAちゃんを僕のものにしたいな」

貴女「う〜ん…まだわかりませんが、私も戌亥さんと一緒になりたいな」


ぎゅっと抱きしめれば抱きしめ返してくれる

別に愛に飢えている訳ではない

かといって愛が欲しくない理由でもない

私の耳を触りながら私のことを見つめる戌亥さん

あぁ、その顔…

駄目だよ?簡単に信じ込んじゃあ

ポケットの中で揺れる携帯はきっと社長から

私は電源を落とすと戌亥さんと一緒にホテルに行く

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はんぺん丸(プロフ) - キスククさん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年11月14日 2時) (レス) id: 9f006570fc (このIDを非表示/違反報告)
キスクク(プロフ) - こんなにwktkしながら夢小説読んだの初めてです。これからも更新頑張ってください。応援してます。 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 690ae23b87 (このIDを非表示/違反報告)
はんぺん丸(プロフ) - うさこさん» ありがとうございます!見ていただいて光栄です! (2016年10月8日 11時) (レス) id: a617631f1c (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - すいません、少女じゃなくて、小説です!打ち間違えました! (2016年10月7日 22時) (レス) id: 85a22ae82f (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - 悪女だっ…!ムーマンさんの少女大好きです!更新される度にテンション上がってます!頑張ってください! (2016年10月7日 22時) (レス) id: 85a22ae82f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ムーマン | 作成日時:2016年10月2日 1時

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