8話 ページ9
目が覚めると私は自分の部屋で眠っていた
…あれ私リビングで
ノックとともにドアが開き亮くんが顔を覗かせる
吉沢｢おはよう､よく眠れた？｣
貴女｢亮くん私寝ちゃってた？｣
吉沢｢うん､きっと疲れてたんだよ｡夕飯出来てるよ｣
貴女｢えっ､作ってくれたの？｣
吉沢｢うん､簡単なものしか作れないけどね｣
リビングへ下りると美味しそうな料理がたくさん並んでる
その匂いを嗅ぐだけでお腹がすいてきた
貴女｢美味しそうっ｣
吉沢｢さ！食べよ！｣
亮くんと夕飯を食べながら昔の事を話す
懐かしい事がたくさん思い出してあの頃に帰った気持ちになる
本当に楽しそうに話す亮くん
貴女｢ねぇ亮くん｣
吉沢｢ん？なに？｣
貴女｢婚約者の件だけど｡考え直して欲しいの､確かに遺言だからかもしれない､でも亮くんの人生は亮くんのものだもん｡決められた人生じゃなくて自分の選んだ人との方が幸せだよ｣
吉沢｢…伝わってない……か｣
顔を上げると大きな瞳からは大粒の涙が零れていた
眉を八の字に下げ本当に悲しそうに泣いている
貴女｢りょ､亮くんっ｣
吉沢｢俺はAが好きだよ…遺言が無くても｡｣
私は席を立つと亮くんのそばにいき背中をさする
ポロポロと落ちていく涙は服にシミを作っていく
貴女｢…ごめんね､｣
吉沢｢ううん､きっと伝わってなかったのがいけなかったんだよね｣
亮くんは私の手を掴むとこちらに振り返る
先程泣いていたのが嘘のような笑顔になっていた
貴女｢亮くんっ｣
吉沢｢おしえてあげる｣
そのまま手を引かれ亮くんの唇が私の唇に当たる
…え？
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あいす - いつも楽しく読ませていただいています!!! (2020年10月3日 22時) (
レス) id: 2df5dae3a6 (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - おはようございます。お話読ませて頂きました。亮くんがヤンデレなのかと思ってましたが、真剣佑くんの方にも要素があり2度美味しかったです(笑)色々忙がしいとは思いますが更新の方楽しみにしています。 (2020年7月28日 6時) (レス) id: ec8eca325c (このIDを非表示/違反報告)
もちゃ - 応援してます！ (2020年2月1日 14時) (レス) id: e6667f44b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ムーマン | 作成日時：2020年1月22日 22時
