狂い始めた歯車 【吉沢亮】

7話 ページ8

次々とAへの愛が外されていく

…最悪だ

パソコンの画面から消えたAの姿や声

最後映されたのは忌々しい婚約者とか名乗る男の顔

むしゃくしゃして付けていたヘッドフォンを乱暴に放り投げる

突然出てきた男なんかに僕のAは渡さないっ…

スマホを手に取るとそのままベットへ寝転がる

写真フォルダには数え切れないほどのAの写真がある

…吉沢亮

小学校の時に知り合ったって言ってたよね

まさかそんな所から出てくるなんて思ってなかったな

本当に予想外だよ

調べたところ財閥の息子らしい…

確かにスペックは高いと思うけど

そんなんじゃAは振り向かない

でも油断は出来ないね

Aは僕のだ､絶対に離さない

スマホに写っているAにキスをすると軽く歌を口ずさむ

Aは僕の事が好きなんだ､心配入らない

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