5話 ページ6
家へ帰るとリビングのソファに座りながらスマホを見ていた亮くん
吉沢｢あ、おかえり〜｣
貴女｢ただいま…｣
吉沢｢一緒にクッキーでも食べようと思って買ってきたんだ､今お茶入れるね｣
貴女｢わ、私はいい｣
吉沢｢Aの為に買ってきたんだよ｣
私の前にお茶とクッキーを置いていく
ニコニコと微笑みながら私を見つめる亮くん
一つ取るとゆっくりと口へ入れる
口の中に広がるバターの優しい甘さ
貴女｢…美味しい｣
吉沢｢でしょ？もっと食べて｣
貴女｢あのね…どうしても駄目かな破棄するのは｣
吉沢｢出来ないよ｣
貴女｢…そんな｣
吉沢｢なんで落ち込むの？だって結婚したら今よりももっと裕福な生活が送れるし､孤独なんて感じないで済むんだよ｣
確かにそうかもしれない…
だけど私はまっけんが
吉沢｢新田真剣佑…だっけ？確かに顔は整ってる方だと思うけど｡それだけじゃAを幸せになんか出来ない｡俺だけなんだよ､Aを幸せに出来るのは｣
亮くんの言葉が頭に反響していく
だんだんと視界がぼやけて霞む
持っていたお茶が手をすり抜けて絨毯に落ちシミを作る
吉沢｢俺だけのAだよ｡誰にも渡さない｡｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヤンデレ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいす - いつも楽しく読ませていただいています!!! (2020年10月3日 22時) (
レス) id: 2df5dae3a6 (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - おはようございます。お話読ませて頂きました。亮くんがヤンデレなのかと思ってましたが、真剣佑くんの方にも要素があり2度美味しかったです(笑)色々忙がしいとは思いますが更新の方楽しみにしています。 (2020年7月28日 6時) (レス) id: ec8eca325c (このIDを非表示/違反報告)
もちゃ - 応援してます！ (2020年2月1日 14時) (レス) id: e6667f44b0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ムーマン | 作成日時：2020年1月22日 22時
