青春は1度だけ (ページ4)

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3話ページ4

案の定数学は死んだ

いいもん…どうせ将来使わないからっ…

貴女｢賢人出来た？｣

山崎｢んー､まぁまぁ？｣

貴女｢賢人のまぁまぁ？は出来たって事なんだよ！｣

山崎｢そんな事ないって～｣

大丈夫だってと言いながら私を慰めてくれるのはいいけど､貴方の机から数学の勉強したノートが見えてますよ

……赤点は私だけかもしれない…

竹内｢そう言えばA今日は来るの遅かったんじゃない？｣

貴女｢うん､寝坊したの｣

竹内｢よく間に合ったね？前にAが今暮らしてるところここから4駅離れてるって言ってたよね｣

げっ…涼真鋭いな

どうにか誤魔化さなければ

貴女｢時速80キロで走ってきた｣

菅田｢バケモンか｣

山崎｢とんでもない嘘だよ｣

貴女｢一緒に暮らしてるお兄さんに乗せてきてもらったんですー､｣

竹内｢あぁ､そうだったんだ。てっきり本当に80キロで走ってきたのかと思った｣

涼真が天然で助かった

皆には､親戚のお兄さんの家に置いてもらってると説明をしている

そのお兄さんが斗真くんだって知られたら私は自分の舌を引っこ抜かなければいけない

両親とそう約束をしたから…

今思えばとんでもない約束したな……

だから何としてでも私の舌のために秘密にしなくては