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7話 ページ8

私と伊藤君は近くのベンチへ座る


伊藤「Aちゃんいいの?彼氏があんなのと戦って」

貴女「あー、いいのいいの別に彼氏じゃないしーそれに瞬も最近まったく喧嘩してなかったからいいんじゃないかな?」

伊藤「え!?付き合ってないの?」

貴女「うん、私フリーだよ」


そんなこんなでタイマンが始まった

ハラハラしたようにそれを見る伊藤君


貴女「へぇ〜つっぱり君って卑怯な手を使う人なんだ〜」

伊藤「またあいつ…」

貴女「まぁいいんじゃないかな〜、ああ見えて瞬も前まで戦争にきれいごとはいらないとか言ってたくらいだし」

伊藤「伊崎さんってそういう人だったんだ…」


すぐ終わると思っていたタイマンだが思いの外結構続く

あの瞬と互角…なかなかだね


貴女「いいな〜楽しそう」

伊藤「Aちゃんも喧嘩とかするの?」


私は組んでいた足を組み替えると伊藤君に手招きする


貴女「私としてみる?」


耳元で囁けば顔を真っ赤にさせ離れる

私は微笑むと立ち上がった


貴女「瞬ー!もう帰ろー!」

伊崎「…おー」


瞬は鼻血を拭うとポケットから煙草を取り出し吸う

その横では地面に寝そべったままのつっぱり君


貴女「じゃあね伊藤くん?」

伊藤「は……はいっ」


私は瞬のところまで行くとつっぱり君に声をかける


貴女「つっぱり君、大丈夫?」

三橋「……はぁ……はぁ」

貴女「あー、口切れちゃってるかな?」


私はつっぱり君の顔に手を当てると口の中を覗く

見事に口は血だらけ


貴女「はい、お水あげるね。瞬強かったでしょ?」


つっぱり君は目線だけこちらに向けて肩で息をしていた

しかしその瞳はしっかりと瞬を見つめていた

この目を見て私は昔のお兄ちゃんを思い出した


貴女「君きっと強くなるよ」

伊崎「珍しいなお前がそんなこと言うの」

貴女「うん、この子さなんかお兄ちゃんに似てるんだよね」

伊崎「いや別に似てないだろ…源治は黒髪だし」

貴女「見た目のこと言ってんじゃねぇぇいいい」


私達がその場を離れると伊藤くんがつっぱり君に駆け寄っていた

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SHINO - 続き見たいです! (2019年11月29日 18時) (レス) id: 5129f74190 (このIDを非表示/違反報告)
あらた - 元女遊び伊藤は伊崎じゃないですか? (2019年2月1日 19時) (レス) id: 26229f3247 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ(プロフ) - とっても面白いです!更新を楽しみにしています!! (2018年11月22日 15時) (レス) id: 8df825f302 (このIDを非表示/違反報告)
HAL - 面白かったです!続きはやく読みたいです! (2018年11月10日 22時) (レス) id: b7b393111c (このIDを非表示/違反報告)
絵美(名前)(プロフ) - 私も小栗旬さんが出てきた時は叫びましたwあとものすごくよかったのでお気に入りしときます! (2018年11月10日 18時) (レス) id: 5743edc210 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ムーマン | 作成日時:2018年11月7日 23時

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