使い 21 （主人公side） ページ23
「お前1人か？紫呉たちは？」
『紫呉はあとから来るよ。由希と夾は透が心配だって言って帰った。だからお正月は帰って来ないと思うよ。』
はぁ…とため息を吐くはーさん。
まぁ、僕もそんな気持ちだよ。
「慊人に挨拶行けよ。」
『うん。走った疲れが取れたら挨拶いくよ。みんなもう来てるでしょ？』
「あぁ。」
てことで宴会場へ。
『久しぶりみんな〜！』
部屋には座布団と机が丸く並べてある。
「Aじゃないか！待ってたよ。」
『綾兄！この前ぶり！』
いつものハデハデな衣装の綾兄。
その服装さえ着こなしてしまう顔面っ！！←
「A、隣来てよ。」
可愛くオネダリしてきたのははる。
1つ下でも可愛いのよ…。
『はる！今日はブラックじゃないのか〜？』
「今日はホワイト。」
久しぶりにブラックなはるも見たいけどね笑
「Aお姉ちゃん！久しぶりっ！」
可愛い鈴のようなコロコロとした声。
『え、ヤダー！杞紗久しぶり〜！！元気にしてた？』
「うん、元気だよお姉ちゃん。ちょっとイタイ…」
顔も服も声も全部が可愛い杞紗ちゃんだった。
僕の大好きな子。僕の。←
『あぁ、ごめんね』
少しだけ腕の力加減間違えた☆←
「ちょっと、杞紗のこと傷つけないでくれない？」
はると杞紗の間に座って存在に気が付かなかった。
『…あ、ヒロヒロ。』
「それやめてって言ってるじゃん！」
可愛いと思うのに。←
「A〜！！久しぶり！！夾くんは？」
『楽羅ギブ！！』
後ろから現れ、私の意識を落とそうとしてきたのは楽羅。
やれやれ〜！と燈路が応援したのは聞こえなかったことにしよう。←
『夾と由希はお正月帰ってこないと思うよ。』
「えぇ〜！？夾くんたち帰ってこないの！？」
「それは由希もかい？！」
「え、帰ってこないんだ。」
「お兄ちゃんたちいないんだね…」
「静かでいい。」
話題が飛び火してたちまちに広がるからお正月とかの行事は大変なんだよ…
「なんで帰ってこないの？」
『透の事が心配なんだって。』
「え、A慊人さんのこと大丈夫なんですか…？」
あ、りっちゃん久しぶりだな〜、後でたくさんお話しよ。
『まぁ、何とかなるっしょ！』
みんなが心配してくれてるけど、そんな心配も無用さ！
『じゃ、挨拶行ってくるね。そろそろ紫呉が来ると思うから歓迎してあげてね。』
みんなに会うの楽しみにしてたから！と付け足し、部屋を出た。
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作者名：ななサマ x他1人 | 作成日時：2022年4月5日 15時
