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阿部「これは、こうやって展開して、」
隣で私がわからなかった数学の問題を教えてくれる阿部くん。
二人で同じ参考書を覗いているから、距離がとても近い。
阿部くんの声がいつも以上に近くで聞こえて、
心臓のドキドキが聞こえてしまうんじゃないか、ってくらい私の胸が高鳴る。
阿部「Aさん？」
A「…あ、どうしたの？」
阿部「なんか、今日元気無い？」
A「え？ううん！全然！
あ、でもちょっと緊張しちゃって…」
阿部「え？緊張？」
A「あ、いや、その変な意味じゃなくて！
阿部くんと学校外で会うの、初めてだったからさ」
阿部「よかった」
A「え？」
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・
阿部「2人きりでこんなに緊張してるの、俺だけじゃなかったんだ」
A「…っ、え、？」
阿部「意識しちゃって緊張してるの、俺だけじゃなくて良かった〜！」
A「…いし、き、？」
阿部「ふふっ、勉強しよっか？」
そのまま、自分がやってた勉強に戻ってしまった阿部くん。
…さっきの、どういうことだったんだろ、
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かのまる(プロフ) - なべちゃんさん» ありがとうございます！ぜひ楽しみにしていてください♪ (2021年7月26日 13時) (
レス) id: 4085cc0fc2 (このIDを非表示/違反報告)
なべちゃん - 続きがすごく楽しみです！ (2021年7月26日 10時) (レス) id: 3f9b2db12a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かのまる
| 作成日時：2021年7月8日 19時
