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「はい、テスト返却しまーす」
・
「今回のテスト、平均点は72点」
A「…ウソ、ギリギリじゃん...。」
手元に返ってきた私の解答用紙に書かれた点数は、75点。
進学校って、こんなに勉強してもこのくらいなんだ...。
「最高点は98点で松村」
「えー！松村くんすごーい！」
「かっこいいー！」
A「…え、北斗くん98点だったの…？」
松村「まぁ。1問ミスっちゃったのは悔しいなぁ」
A「…レベルが違ったわ...。」
松村「でも、お前が俺を目標に勉強頑張ってくれたのは嬉しかったよ？」
A「…っ、だって、北斗くんが凄いから…！」
松村「ふっ、慌てすぎ(笑)」
・
愛理「なになに！今の！」
A「え？」
愛理「ちょー仲良くなっちゃってんじゃん！」
A「そうかな」
愛理「後ろから見てるとカレカノにしか見えなかったけど！？」
A「そんなんじゃないよ(笑)」
他の人から見ると、そう見えるの、かな
そう考えると、不思議と嫌な気持ちにはならなかった。
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作者名：かのまる
| 作成日時：2020年11月14日 14時
