ﾄﾓﾀﾞﾁ以上、ｺｲﾋﾞﾄ未満。【松村北斗】 (ページ15)

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愛理が緊張しすぎていて私まで緊張してしまって、

起きる予定だった時間の1時間前に起きてしまった。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

A「え、電話？」

こんな時間に誰だろう…と思い、スマホを手に取る。

A「…北斗くん？」

スマホに表示されていた名前は、北斗くんだった。

・

・

A「…もしもし？北斗くん？」

松村『あ、ごめん。起こしちゃった？』

A「ううん、起きてたから大丈夫」

松村『今日さ、集合場所まで一緒に行かね？』

A「あ、うん。いいよ」

松村『じゃあ、時間になったら家の近くまで迎えに行く。』

A「ありがとう！」

松村『じゃ、またあとで』

約束通り、言われた時間に家を出ると、

家の前の電柱に寄りかかって

スマホをいじっている人を見つけた。

A「北斗くん！」

そっと後ろから近づいて驚かす。

松村「うわっ、ビックリした...。」

すると北斗くんは何故かすぐに後ろをふりかえってしまった。

…え、怒らせた？

松村「は、早くしないとあの二人待たせちゃうから行こ」

A「う、うん」

北斗くんの私服姿を見るのは初めてで、

なんだか新鮮だった。

A「北斗くんってオシャレだね...。」

松村「そうかな？

でもファッションは好きだから、嬉しい」

待ち合わせ場所へ行くと、2人は既に着いていて、

なんだか盛り上がっていた。

田中「あ、2人来た！」

愛理「Aと北斗くん一緒に来たんだ」

田中「なに？2人できてんの？」

松村「そんなんじゃねぇよ」

A「ほら！早く行こ！」

なんだか、楽しい一日になりそうだ。