絵麻の次に来た彼女は無口でとてもクールです。

★☆~第三十五話~☆★ ページ36

梓side

要「どうして、あんな赤くなってたの？」

梓「Aが無意識に、椿に抱きついてて……」

あの顔…僕だけに向けてくれたらって思う。けど、皆と約束したからには、まだ……まだダメ。

絵麻「あ……手伝ってきます！」

僕達の空気を察したのか、絵麻ちゃんは右京にぃさんのところへ行った。

椿「っ……めっちゃドキドキしたー！」

弥「お姉ちゃん、つっくんのこと好きなの？」

椿「んー？そうだ梓「違うよ。」ちょっ、梓ー！」

Aが椿のこと好きなんて……ないから。あれは、無意識…だから。

昴「…………/////」

すると、侑介が空気を壊すようにやってきた。

侑介「どうしたんだ？兄貴達。」

……こういうのを『KY』って言うんだね。

弥「あ、ゆぅくん！Aお姉ちゃんがね、つっくんに抱きついたの！」

侑介「はぁ！？な、なんで……！」

要「もうその話は終わり。もうすぐ朝ご飯だから、早くしようか。」

要にぃさんが話を終わらせた。すると、それを合図に皆が席に着いた。……要にぃさん……

＿＿＿＿＿＿＿
要side

要「……………」

なんであのとき、話を終わらせたのかは分からない。けど、これだけは分かる…

要「弟に嫉妬とか……情けないなぁ…」

弟に…つばちゃんに嫉妬したことだけは分かる。

要「抱きついたのが、俺だったら良かったけど」←

…………A、好きだよ。けど、この気持ちはまだ、伝えてはいけない気持ちなんだ。だから、Aの抱えてるものを…教えて？

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