絵麻の次に来た彼女は無口でとてもクールです。

★☆~第十一話~☆★ ページ12

佐倉「あ、あの！その……」

『なんですか。』

佐倉「もしよければ！僕と付き合ってくれませんか………？//////」

『あー…まだそういう事は考えた事ないので、お友達からで……』

佐倉「そ、そうですか……じゃあ、お友達からで！」

『はい。』


〜家〜

疲れた……あ、あの資料目を通さなきゃって思ってたのに、通してなかったな……

んー……ここはこうで、こうかな。いや、こうでもありかも…

？「ちょっとあんた誰？邪魔なんだけど。」

……こっちが聞きたいですね。

『僕はAです。この前、美和さんが引き取ってくれたんです。』

？「あぁ、そういえば新しい姉が来るって美和が言ってたな……」

『どうも。あなたは。』

？「僕の事、知らないわけ？」

『はい。全然。』

？「ふーん…そっ。僕は風斗。」

『風斗さん……ですか。よろしくお願いします。』

風斗「なんか……あんたもバカそうだよねぇ」

『あんたも………』

風斗「あの「絵麻」っていう姉さんもバカそうだったんだよね。」

『あぁ、絵麻さんですか。』

風斗「っていうか、あんた喋らないの？紙とかめっちゃうざいんだけど。」

『えっと、喋るのが苦手なので………』

風斗「あっそ。ま、別に関係ないからいいけどー。」

だったら質問しなければいいのに…と思うのは、僕だけでしょうか。

風斗「というか邪魔。僕寝るんだけど。」

『あ、すみません。』

風斗「………ま、絵麻っていう姉さんよりはマシかな。」

……何がマシなのか分かりませんが、とりあえず、風斗君に会えただけで感謝しておきましょう。

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