絵麻の次に来た彼女は無口でとてもクールです。

★☆~第一話~☆★ ページ2

A「………」

今日は、新しい家族が出来る。美和さんが、両親のいない僕を引き取ってくれた。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ﾌﾟﾁｯ

？「はい……」

A「…………」

？「あの？」

これはカメラが付いているのか。それじゃあ、紙を見せよう。紙に「今日からお世話になる、小林Aです。」と書き、カメラに見せた。

？「あぁ、私達の妹になる……」

すると、いきなりﾌﾞﾁｯと音がした。……こっちに向かってくるのだろう。

ｶﾞﾁｬｯ

？「こんにちは。私は次男の朝日奈右京です。」

『こんにちは。』 『』は紙に書いてあることです。

次男…そういえばここには、13人の男と1人の女がいると聞いたな。

右京「……喋れないのですか？」

『喋るのが苦手なだけです。』

右京「そうですか。それでは、説明します。」

3階、4階は兄弟の部屋。5階はリビングルーム…的な所だ。

ｶﾞﾁｬｯ

？「おっ、妹きたー？」

右京「来ましたよ。」

？「俺、椿。こっちは梓。俺達一卵性の双子なんだよねー★」

『よろしくお願いします。』

梓「よろしくね。」

椿「なんで紙？」

右京「喋るのが苦手だそうですよ。」

椿「えー、喋ってよー。」

梓「椿。我が儘言わないの。」

椿「だってさー…」

『すみません。』

梓「大丈夫だよ。」

？「あ、もう妹ちゃん来てたんだ。」

すると、金髪にピアスを付けていかにも「チャラ男」という感じの人が来た。しかし、格好からして「僧侶」といった所だろう。

？「俺は要。おにーさんのお話を聞きたくなったら、いつでも俺の部屋に来てね♪」

そう言って、手の甲にキスをする要さん。

ｺﾞﾝｯ

すると、要さんの頭の上から手がふってきて、すごい音がした。

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