幼き頃 ページ28
A「父上ぇぇ、ごめんなさぁぁい」
幼きAは昌文君に泣きながら謝っていた
昌文君「あれほど注意したのにやったのはお主であろう!何故そのようなことをした!」
A「うわぁぁぁん!だってぇ」
昌文君「生きていてよかった、、、」
昌文君はAを抱きしめ頭を撫でた
彼女は病気の母の為に薬草を取りに咸陽の城外へと足を踏み入れてしまったのだ
たった1人、幼いA1人で
最悪の場合、野党に襲われてしまう
昌文君もたった1人の娘を大切に思うあまり厳しく怒るのも無理はなかった
それから幾度となく月日は流れ、Aの母は病気を治すため他国へと移送されている時、野党に襲われ命を落とした
Aが10歳の頃だった
Aは心を病み、部屋にこもった
だが、その期間も少なかった
Aは心が強かったのかもしれない
Aは男のように剣を持ち鍛錬を始めたのだった
A「父上、俺は将軍になります。」
Aは逞しくなったとその時の昌文君は思った
若い時に出会ったAの母ととても似ていたのだった
そう、彼女の母も戦の地へと足を運ぶ将軍だった
この話をするのはまたいつか
時が来てから話すことにしよう
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作者名:仮眠さん x他1人 | 作成日時:2020年7月26日 20時