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秘密はバレるもの ページ27

綺麗な着物へと着替え、部屋で天樂と雑談していると部屋の扉が勢いよく開いた
その正体は紛れもなく父上、昌文君

父上は、ドカドカと入って来るなり鬼のような形相だった



昌文君「Aーーっ!!!」

A「うげっ、なんで父上がここにっ?!」



私は立ち上がり父上から遠ざかった





昌文君「待てぇぇーーーっ!待たぬかAっ!」


A「なんでバレたんだよ!まさか、、昌平君?!」





扉の方をむくとこちらを向く昌平君がいる



あのクソジジイばらしやがったな?!



A「貴様ぁぁぁぁ!ほんっとに性格悪いなぁ?!」

昌平君「なんのことでしょう」

A「あれほど言わないって約束したのに!!」

昌平君「はて、そのような約束事致しましたか?」



父上と追いかけっこをしながら昌平君と言い合いをする



A「木簡で滑って頭打ってタヒね!クソジジイ!」

昌平君「別に私は『あなたの娘殿は大きくなられましたね』と言っただけ。帰ってきたなど言葉は発してはおりません」



A「昌平君、このy((」

昌文君「捕まえたぞ、A!」

A「うわ、触んな!父上、謝るからそう怒らないでよ!痛たたたっ!」



父上に捕まり、耳を掴まれ引っ張られた


父上の方が圧倒的に背が高いためほぼ耳を引っ張られ宙ずり状態になる

昔からこのやり方は変わらなかった



ドサッ



A「っ、、父上?」

昌文君「良かった、、、生きていて良かった」



父上は涙を流し、私のことを抱きしめた



A「なんで、泣いて、、、」


昌文君「戦の伝令を聞く度、Aが死んでしまったかと思い、夜も眠れなかった。
歳をとると涙脆くなるなぁ」

A「、、、ごめんなさい、父上。
私、父上達、秦国の役に立とうと思って自分勝手に家出して心配かけて、大して功績も残せず帰ってきた」


昌文君「いや、そうでもないぞ?先程、王騎将軍から話を聞いた。Aは良い秦国の戦力になるとな」



父上は私の頭を撫でた


幼い時のように優しく頭を撫でた



頭の中に幼い時の思い出が流れる



そう、あの時もこんな感じだったな

幼き頃→←幼なじみ



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作者名:仮眠さん x他1人 | 作成日時:2020年7月26日 20時

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