秦国の問題児は旅に出るそうで…… (ページ16)

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鱗海「それは……」

鱗海は躊躇いながら話し始めた

鱗海「お前は初めてだから少し軽いが王騎将軍はあぁ見えてよく見てるんだ。ほら今あの兵士に話しかけただろ？あれはきっと追加されたな……」

鱗海曰く鍛錬方法を教えそれがこなせていないとみたら追加する
それが王騎将軍の鍛錬方法だった

A「な、なるほどな………(汗」
鱗海「お前も次からは気をつけろよ？女だからって手加減はしてくれないからな」
A「ふん！私は女だが男のように接してくれて構わない。」

私がそう言うと鱗海はふっと笑い「よし、鍛錬を続けよう」と言った
鱗海は顔立ちがいいせいか笑った顔に少しドキッとした

A「鱗海……お前案外顔はいいんだな……」
鱗海「あんがいは余計だ」
A「ふはっ……よしやろうぜ」
鱗海「あぁ」

王騎「………」
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鍛錬が終わり湯浴みを見ていると鱗海が入ってきた

A「おぉ、鱗海！」
鱗海「は!?お前、ちょ、入ってたのかよ……」

鱗海の顔はまるでリンゴのように真っ赤だった

A「ふはっ、鱗海顔真っ赤(笑」

私がケラケラ笑っていると鱗海は顔を赤くしながら睨みつけてきた

A「まあ、入れよ。あー、私はあんまり気にしてないから安心しろ」
鱗海「そう言ったってなお前は一応女だぞ？」
A「あぁ、知ってる。でも私は……俺は男として扱って欲しいな……。女だから無理だって言われたやつを強くなって見返したいけど本当は男としていたい。男が良かった……」

俺って言ったら王騎将軍に注意されるけど今ならいいよな
そう思いながら膝を抱えた

鱗海「俺はお前がしたいようにすればいいと思うぞ？確かに相手……親とか師匠に言われたことをしなきゃいけないこともある。だけど別に縛られる必要も無い。そうだろ？」

鱗海はそう言いニカッと笑った

A「鱗海のくせに図々しいな……」
鱗海「おい、俺は一応お前より年上だぞ！？」
A「あー、はいはい、うるさいうるさい(笑」
鱗海「んだと！」
A「あはは！」

風呂場には俺と鱗海の声が響いていた
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作者から

Aちゃんは鱗海さんの前では一人称が『俺』になる時があります。

鱗海さんについては次のページで詳しく！説明させていただきます！
あと、鱗海さん一応オリキャラです。