助けられた先は? ページ7
次に目が覚めたのはふかふかしたベッドの上だった｡
「目覚めたようね｡身体とかだるくないかしら?」
「あ､はい｡大丈夫です……あのここは?」
「ここは私の家よ｡息子が空から降ってきた貴方を拾ってきたの」
空から降ってきた……あぁそういえば飛び降りたんだっけ｡
「起きたのか｡大丈夫か?」
「あ､はい」
「これが息子のガイ｡ガイ＝アヴニール｡ちなみに私はリユ＝アヴニール｡貴方は?」
「アイナ……です｡あの､助けていただきありがとうございます」
エルクからアイナ＝ユキシロと名乗れとか言われたけど､アイナでいいよね｡
「別に構わない｡なぜ空から降ってきた?」
「
「本当にお前はあそこから来たのか……そのペンダントはどうした?」
「貰いました｡そこに住んでるっていう妖精?から」
「じゃあやっぱりそれは妖精の羽なのね」
「妖精の羽?」
「そのペンダント､中になにか入っているでしょう?それが妖精の羽｡正確には羽の一部だけれど」
さっきまで光ってたから全然分からなかった｡
確かにちゃんと見ればふさふさしてるような?
「きっと､だからね」
「?」
「あいちゃんが気を失いながらでもきちんとした姿勢で降ってきた理由」
「あ､あいちゃん?」
「可愛らしい顔してるからあいちゃん｡可愛いでしょ?」
「まぁ､はい」
「しかも白髪白眼なんてめずらしいわね」
「え?白髪白眼?」
俺､黒髪だったよ?目も茶色な感じで典型的な日本人顔だったけど?
「自分の顔見たことないの?とても綺麗な顔してるわよ｡ねぇガイ」
「あぁそうだな｡男には見えん」
いや男です!俺はれっきとした男です!
ちゃんとついてるから((←
「ガイさん､とリユさん､でしたっけ?」
「ガイで構わないし敬語も必要ない」
「私もリユで構わないわよー」
「えっと､この世界について教えてくれないかな」
「全然構わないわよ｡ガイが説明してくれるって」
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作者名：楓 | 作成日時：2017年12月1日 23時
