うちの隣にマフラー族が越して来たので観察してみた【K A I T O、K A I T O亜種】 (ページ10)

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＊給料の３ヶ月分１＊ページ10

～リビングでみんなでドラマを見ていて～

俳優「僕と、結婚してください！」

ゼ·帯「……」
KA·カゲ「きゃーっ」
AKA「女子か」
ニガ「ズズーッ(お茶すする音」
AKA「おい」

ゼ"あ、そうだカゲイトちょっといい？"
カゲ「ん、何？(嬉しそうに」

～二人リビングを出て～

ゼ"俺さ、帯人にプロポーズしようと思って"
カゲ「(ショックを受け真顔になるもすぐに笑顔を作り)ず、ずいぶん思い切ったね……」
ゼ"でさ、指輪の相場って、給料の３ヶ月分って言うだろ？"
カゲ「う、うん」
ゼ"でも俺ら無職じゃん！ニートじゃん！３ヶ月経っても給料ゼロじゃん！"
カゲ「ちょ、それ言ったらアカンやつ！ってかいい加減そろそろ喋ろうよ」
ゼ"やだ。ねぇどうしよう"
カゲ「いつも思うけど書くの速っ。ゼイトもはや速記向いてるからそれでお金貯めたら？(溜め息つき」
ゼ"そっか、ありがとうカゲイト(笑顔でリビング戻り)"

カゲ「ありがとうって言われても嬉しくない……」

KA「あれ、どうしたのカゲイト、そんな廊下に座り込んで」
カゲ「K A I T Oこそどうしたの」
KA「アイス買いに出るとこ。カゲイトも来る？」
カゲ「……うん」

KA「で、何かあった？」
カゲ「ねぇ、K A I T O」
KA「ん？」
カゲ「自分の好きな人に、その人が好きな人の相談されるほどつらいことってないよ」
KA「うわぁ、それはグサッとくるね……。ゼイト？」
カゲ「何でわかるの!?」
KA「いや、バレバレだから。あ、カゲイトもアイス食べる？今日は僕買うよ」
カゲ「……鯛焼きがいい」
KA「うん、わかった」
カゲ「……ありがと。あ、そうだ。K A I T O、めーちゃんとは？」
KA「う……」
カゲ「あ、進展無いんだ」
KA「だだっ、だって……さ」
カゲ「K A I T Oは奥手過ぎだよ。あ、ここ座って食べよ？」
KA「う、うん……はぁ」
カゲ「僕と違ってどー見ても脈アリじゃん。もうちょい頑張ればいいのに」
KA「そうなんかなぁ」