人間不信に囚われた少女

伍話 ページ6

ーA視点ー

…蟲柱様にああ言われ、蝶屋敷で世話になる事にした。

屋敷に帰ったら絶対に師範に怒られるな…

『…帰りたくねぇ…』←帰れ

でもいつかは帰らないといけないんだよなぁ…

『…帰りたくねぇ…！』←帰れや

あー考えても仕方ない。任務行くか。

ー
ーー
ーーー

任務に行ったはいいものの…

寒いな(25℃)←

やっぱり夜の森は寒い(25℃)←

さっさと終わらせよう、寒い←

　ｶﾞｻｶﾞｻｯ

『！？』

？？「はっ…！………あら？」

『…………………恋柱様…』

蜜離「きゃー！Aちゃん！久しぶりね！伊黒さんのお屋敷行っても全然見ないから心配したわ！伊黒さんも探してたし心配してたわよ！」

よりにもよって恋柱様か…

別に嫌いなわけじゃない。

ただ…

蜜離「さっAちゃん！伊黒さんのお屋敷に帰りましょう！伊黒さんも待ってるわよ！」

こうなるからだ。

『いえ、任務がありますので。』

蜜離「鬼ならもう倒したわ！さっ行きましょう！」

『でもまだいるかもしれないので…』

蜜離「鬼の気配はもうないわ！」

『………いえ、私は…』

蜜離「ねっ？」

『…』

言い訳が見つからない私を恨みたい。←

『後で帰りますんで、恋柱様だけで帰ればいいじゃないですか。』

蜜離「私はAちゃんと帰りたいの！ねっ？いいでしょう？」

・・・・。

これは無理だ。

『………あぁー！分かりました！分かりましたから力いっぱい抱きつかないでください！』

蜜離「あっ！ごめんなさい！私ったらつい…！でも照れてるAちゃんも可愛いわ！キュンキュンしちゃう！」

『私は可愛くありませんから、恋柱様の方が可愛いですから。←とにかく帰るなら帰りましょうよ。もう抵抗しませんから。』

嘘だ、無茶苦茶抵抗したい。

蜜離「きゃー！！Aちゃんに可愛いって言われるなんて嬉しいわ！Aちゃんだって可愛いわ！さあっ帰りましょ！！」

・・・・。

駄目だ、ついていけない…

柱の皆様は全員こうなのか？(違います)

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