拾捌話 ページ22
ーA視点ー
炭治郎「何言ってるんだ?」
えっ…
ああ、そうだよな…今更謝っても………な…
『そう、か…そうだよな………こんな奴、友達になりたくないよな…ごめん、((炭治郎「違うんだ。」…?』
炭治郎「俺達、もう友達じゃないか。」
『!?』
炭治郎「だからそんな事言うな!友達だから!」
『…』
『…………うっ…ひっく…』ポロポロ
善逸「え、炭治郎女の子泣かせた。酷っ…」
炭治郎「え、え!?いやそんなつもりはなかったんだ!!すまない!」
違う、謝らないで。
これは…ただ…
『…………嬉しいだけ…嬉しいだけなんだ…!こんな私を友達だって言ってくれて…嬉しいんだ…!うっ…ひくっ………』
嬉しくて泣いた事なんてなかった。
絶望して
悔しくて
悲しくて
辛くて
苦しくて
ただそれだけの惨めな理由で泣いていた。
人って、こんなにも暖かいんだな…
こいつらは…
私にとっちゃ、暑すぎるくらいだけどな。
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作者名:靉 | 作成日時:2020年10月16日 18時