40:白昼堂々 ページ40
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× × ×
学校では、テヒョン先輩が言いふらし始めて2、3日で広まった。おそろしい程の人脈だ…。
もちろんわたしに直接何かを言ってくる子っているけど、気づくと傍にいるテヒョン先輩が一人一人睨みをきかせると逃げていった。
顔が整ってるから、超絶こわい。
学校では可愛いテヒョン先輩の顔しなくちゃ本性バレるから、よしてくださいってこっちがヒヤヒヤするんだ。
テヒョン先輩のほんとの顔を、誰にも見せたくないだけだけど…。
彼女なら、こういうのってアリなのかな。
「いやあ、Aちゃんすごいね」
「え、と…ジミン先輩？」
「だーかーら、気安く名前呼ばないでくれる？！ジミンア？！」
ひとりぼっちだったお昼休みはテヒョン先輩…と、それからお友達のジミン先輩が一緒に食べてくれることになった。誰もいない屋上が定位置。
ジミン先輩がいるのがよくわからないけど、テヒョン先輩と一緒ならいいやって思い始めてる始末だ。すっかりわたしはテヒョン先輩に嵌った。
今日も、かっこいい。
「卵焼きちょーだい」
「どうぞ、」
お弁当箱の蓋に置いて渡すと、不満げな顔で返された。はてなが8個くらい浮かんだ気がする。
まさか。
「あーんして」
テヒョン先輩は心臓に、悪すぎる。
マジかよ、って呟いたジミン先輩の視線がすごく気になるけど、口を開けてわたしのことを待ってるテヒョン先輩にときめいた。なんでこのタイミングかわかんない。
おそるおそる彼の口の中に運んだ卵焼き。ああ、なんでか塩と砂糖間違えたか心配になってくる。
「美味しいね」
「…ほんとですか」
「うん、確認してみな」
またはてなが浮かんだ。
かと思うと、近づいてきたテヒョン先輩の顔に息を吸うタイミングも取らせてくれないまま後頭部を抑えられる。
「親友の前で、白昼堂々と…」
そんな声が聞こえた気がして、胸をおさえてるジミン先輩が視界の端に見えた。
「…ほら、美味しいでしょ」
離れると、にんまり笑ったテヒョン先輩に頷くことしか出来ない。
そのまま、また後頭部に手が添えられて。
もう一回、って言われて、ジミン先輩の前だから抵抗しようとしたけど、テヒョン先輩の舌に全部絡め取られて、もう何も考えれなくなった。
fin.
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れる(プロフ) - xxxさん» わたしも完結させる実感もないです、あれ終わったみたいな……………………………コメントありがとうございます (2020年2月13日 3時) (
レス) id: 55dc449881 (このIDを非表示/違反報告)
xxx(プロフ) - 完結してするのが少し寂しい(><) (2020年2月13日 2時) (レス) id: 1d4c885120 (このIDを非表示/違反報告)
м i м i .(プロフ) - こういう作風とってもすきです！！ (2020年2月9日 1時) (レス) id: db2ae2fba4 (このIDを非表示/違反報告)
ans(プロフ) - こんばんは！この作品とっても好きです！！！作者さまのペースでの更新待ってます^_^ (2020年2月7日 21時) (レス) id: 010b6f21e4 (このIDを非表示/違反報告)
筋肉兎 - テピョン様やばすぎた…更新楽しみです！ (2020年1月24日 18時) (レス) id: 8ccf039434 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れる | 作成日時：2020年1月20日 22時
