校内で人気な可愛い系の先輩が避妊用具を買ってた。【 th 】

26:おつかれさま ページ26

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「行ってきなよ、聞いてきな」

「は？いやだから、」



「行かないと俺襲ってくるよ」


あの子いい声で啼きそーって言ったジミンに鳥肌がたった。


「は、？そんなことしたら骨ぼっきぼきにするけど？！」


そんなの想像しただけでも無理で、ジミンにヤられてるAちゃんを想像したら今すぐにでもぶち殺したくなった。今すぐ絞め殺したい。


俺の幼稚な独占欲でジミンにAちゃんの名前すら教えてない。ジミンの口から彼女の名前が出たら、ジミンの口縫い付けるか声帯ぶっ潰すかするかもしれない。

あー、子どもで独占欲強すぎて自分でも笑える。



ジミンがガチで襲いそうな目をしてたから焦ったけど、次の日の昼休みにジミンに呼び出されたところ行ったらAちゃんが居た。

つまり今目の前にAちゃんが居て、やっとなれた二人きり。

ジミンが呼び出したのかなって思うとしんどいけど、背中押されたから許す。感謝感謝。




「な、なんですか…」って俯きながら言われた。よそよそしすぎてメンタルやられたから、やっぱちょっとジミン許さない。


「…こっち向いて」

って言ったのに首を横に振られる。なまいきとかほざける程のメンタルじゃなくて自分でも困った。


彼女に否定されて傷つきまくってる自分が女々しすぎる。
Aちゃんに会ってから困ったり悩んだりばっかで、恋する女の子の気持ちが初めてわかった気がした。恋に疎すぎる。





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