14:また、呼び出し? ページ14
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「Aさんっている?」
ちょうど用を思い出して、というかお母さんに今日は急ぎ足で帰ってこいと言われていたのを思い出して、
気持ち焦りながら廊下にでようとしたある日の放課後のことだった。
手をかけた教室の扉が、開けようと力を入れた瞬間開いて
いかにも美人さんって感じな三人組の女の先輩がわたしに問いかけた。
たまたま目の前にいたのがご本人とかどこかでフラグたてたのか、わたし。
いつもなら忘れてるネームプレートを今日はなぜか付けていて、それに気づいた真ん中の先輩。
「あ、もしかしなくてもあんた?」
「あ、はい…」
嫌な予感しかしないのに、ちょっと来てくれる?って手を引かれてデジャブを感じる連れられ方で、またじんわり嫌な汗がたれる。
人気のない廊下、鋭い三つの視線がちくちくと刺さる。
先輩方もめちゃめちゃ美人さんだから、睨まれるとこわい。蛙ににらまれた蛇だっけ、いやたぶんちがうし使い方もまったくちがう。
とりあえず言いたいことは、嫌な予感って外れることなんてないらしい。
「あのさ、」
「ひぇいっ」
低い声がこわくて、一歩近づいてきた真ん中の先輩に思わず声が裏返った。
「心当たりあるなら白状して。テヒョンアと、どんな関係なの?」
予想していたそれだけど、連れられてる間も言い訳を考えていたけど
テヒョン先輩に秘密と言われた手前、どこまで秘密なのかもわからなくて説明の仕様がない。
「この子、おさえて」
だんまりなわたしの両腕を後ろにいた二人の先輩ががっちりホールドして、抵抗する勇気が元々ないけど逃げれない。
目の前に立つ先輩の手がわたしに伸びてきて、暴力は不幸しか生まないのでやめてください、と心の中で三回祈ったのが約一秒の出来事である。
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れる(プロフ) - xxxさん» わたしも完結させる実感もないです、あれ終わったみたいな……………………………コメントありがとうございます (2020年2月13日 3時) (レス) id: 55dc449881 (このIDを非表示/違反報告)
xxx(プロフ) - 完結してするのが少し寂しい(><) (2020年2月13日 2時) (レス) id: 1d4c885120 (このIDを非表示/違反報告)
м i м i .(プロフ) - こういう作風とってもすきです!! (2020年2月9日 1時) (レス) id: db2ae2fba4 (このIDを非表示/違反報告)
ans(プロフ) - こんばんは!この作品とっても好きです!!!作者さまのペースでの更新待ってます^_^ (2020年2月7日 21時) (レス) id: 010b6f21e4 (このIDを非表示/違反報告)
筋肉兎 - テピョン様やばすぎた…更新楽しみです! (2020年1月24日 18時) (レス) id: 8ccf039434 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れる | 作成日時:2020年1月20日 22時