1話 ページ2
私は今、ある場所へ向かって歩いている。
目的の場所が見えてきた。到着すると、目の前にはピラミッドのように並んでいるたくさんの椅子があった。
モニターには、〈特別枠〉と出された。
“え?特別枠?”
“今まではなかったよな?”
私が入って来たことに驚く練習生たち。
それはそうだ。女が入って来たのだから。
ここは、世界的に有名なK-POPアイドルグループを作るオーディション番組の会場だ。
何故、女の私がここにいるかというと…
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私は、日本の孤児院でずっと過ごしてきた。
小さい頃、孤独感で元気がない時、私はK-POPに救われた。
K-POPアイドルになるために、私は渡韓することを決めた。そこで、たまたま目にしたのは、〈produceX101特別枠オーディション〉とかかれたポスターだった。
男女問わないそうだ。
(一か八か受けてみよう!)
ということで、オーディション当日、会場には5千人以上の人が来ていた。
10人ずつでオーディションをするそうだけど、みんな歌やダンス、ラップや演技などを披露していた。
みんなとても上手で、私はとても緊張していた。
私が用意したのは私の唯一の取り柄のフラダンス を披露した。
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2日後、携帯にオーディションからの連絡が来ていた。
“この度はproduceX101特別枠のオーディションに参加して頂き、ありがとうございます。
沢山の方々の参加に大変嬉しく思います。
皆様方とても魅力的で迷いましたが、この方に決定致しました。
2000年9月1日生まれ、女性の
2015番 パク Aさん。
おめでとうございます。
不合格の方々も、これから夢に向かってください”
え…!?わた、し?嘘!
えっと、番号を確認しなきゃ…!もしかしたら、同じ日に生まれた同じ名前の人かもしれないし…
番号は…2、0、1、5。同じ番号だ!
え、本当に!?どうしよう、嬉しい…!
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作成日時:2019年6月24日 23時