信ちゃんの隣は私じゃない。【北信介】

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そしてお昼休み。







先生「お前ら3人。世界史の成績はいつも低い、それに加えて授業は聞いていない。先生より自分の方がかっこええとか言いだす。立場を考えろ立場を」






先生がずらずらと言葉を並べる。





当の私と角名くんと治くんは全然聞いてない。





治くんは多分お腹空いててイライラしてる。





角名くんは聞く気はさらさらない見たいであさっての方向を向いとる






先生「聞いてんのか？」






『きっ聞いてますよ』






先生「まぁいい。お前ら世界史全然出来ないんやからきっちり復習しろよ。ほなはよ帰り」






そう言って私達は教室に帰った






”ねぇ、あの治くんと角名くんと話してる子誰や？”


”知らん。あんな子おった？”


”治くんと角名くんと歩くとか勇気あんな〜。私やったらファンに殺されるから出来ひんわ”






皆さん聞こえてますよ…。






いかん。忘れていた。






治くんと角名くんはバレー部のレギュラー。






ファンももちろんいる。角名くんのファンはぎゃんぎゃんしているような子はいないって言っとった(角名くんが)






でも治くんのファンはやばいらしい…






これは多分私逃げた方がええやつや。






治くんのファンに見られてたら確実に私の幸せ高校生活が始まって2年でおわってまう。







『角名くん。治くん。ちょっと私とお腹すいたから先クラス戻るな…！』






全力で走る。




走るんだけど後ろからついてきてる。




現役バレー部の2人







治「はぁ？Aちゃん抜け駆けはいかんやろ…！！俺もはよ食べる！！」





はぁ？！





それだけで追っかけてきとるん？





掴めないやつや…(ﾄﾎﾎ…)






『ウンウン。わかったわかった。ごめんね。抜け駆けした私が悪かったから2人ともとまって…！！』





走ってくる2人に向けて思い切り手をバッとだす





そこになんの躊躇もなく突っ込んでくる角名くんと治くん





さすがにただの茶華道部のやつが180超えた男2人を支えられるはずもなく。





後ろに3人揃ってぶっ倒れる。





『いった…。2人とも自分の大きさ！意識して！』




治「腕広げて待っとったやろ？飛び込むしかないやん」




角「右におなじ。」





そうじゃないんやて…





『…………それより、私2人のファンに殺されるかもしれなくなるやろ?!はやくどこうや…』





この状況。かなりやばい。





早くどいて頂かないとほんまに私の命はない

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