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その不安は的中
自然と触れてた謙杜の体がガタガタと震えはじめた感覚で目が覚めた 。
駿佑 「 誠也くんっ、 」
誠也くんを呼び起こして
ベッド柵に貼り付けてあるタイマーをスタートさせたのと同時に
謙杜 「 ぁぁ、ぅんー あっ、」
謙杜はうめき声をあげて
メーターと酸素の機械のアラームが同時に鳴り響いた
誠也 「 ありがとう、大吾起こして ？ 」
誠也くんはそんな謙杜を横抱きにして俺に言った 。
それだけで分かってしまう自分が嫌や
かなり大きな発作やってこと
このまま様子を見てても落ち着くわけやないってこと
言われた通り起こした大吾くんに誠也くんは
誠也 「 救急車、呼んで 」
寝てる流星くんと篤志を起こさないように
俺が不安にならへんようにいつもと同じトーンで言った 。
大吾くんも 「 分かった 」って答えるだけ
でも分かる、
口元に酸素マスクを当ててもメーターの数値は危険値を示す 赤色 。
大吾くんが救急車を呼んだ後、
誠也くんは謙杜の太ももに注射器を射した
薬が効いたのか救急車のサイレンが近くなる頃には痙攣は落ち着いた 。
メーターの数値も黄色ラインで安定してきた
◇ 「 救急です、大丈夫ですか ？ 」
誠也 「 薬を投与して発作自体は落ち着きました。呼吸も割と安定してきてます 」
◇ 「 預かります 。 」
誠也くんが説明を終えると救急隊の人が毛布を広げて謙杜を抱いた 。
その後ろに居た別の救急隊員さんが
テキパキと謙杜の体に心電図や点滴を繋いで酸素を小型の機械に付け替えた 。
メーターに変化がないことを確かめた後、
◇ 「 付き添いは ？ 」
誠也 「 俺、行きます 。」
◇ 「 分かりました、行きましょうか 」
謙杜は救急隊の人に抱かれたまま
たくさんの機械と点滴と一緒に救急車に乗り込んだ 。
誠也 「 また連絡する 」
誠也くんはそれだけ言うと
昔みたいに俺の頭をポンっと撫でて救急車に乗り込んだ
その手が温かかったからか、
不安が溢れ出したのか久しぶりにボロボロ泣いてしまった 。
大吾くんはそんな俺の肩を優しく抱いてくれて
2人で救急車を見送った 。
＊
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隣（りん）(プロフ) - ななさん» コメントリクエストありがとうございます m(_ _)mそうだったんですね！頑張ります(^o^) (2020年9月4日 20時) (
レス) id: aec75fe184 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 私も施設系をリクエストしようと思ってたんです！ 嬉しい！ 公開楽しみです！ フロアの名前の提案なのですが、夢、つばさ(翼) とかどうでしょう？ 虹と空から、明るくて前向きな感じがして、考えてみました。 (2020年9月4日 19時) (レス) id: f72ae36d64 (このIDを非表示/違反報告)
隣（りん）(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！お待たせしちゃってすみません m(_ _)m そう言って頂けて安心しました。新作もよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年8月29日 10時) (レス) id: aec75fe184 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 新しいお話の題材、決まったんですね！ めちゃくちゃ楽しみです。 (2020年8月29日 10時) (レス) id: f72ae36d64 (このIDを非表示/違反報告)
隣（りん）(プロフ) - ここたさん» ご意見ありがとうございますm(_ _)m (2020年7月4日 9時) (レス) id: aec75fe184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暖 | 作成日時：2019年11月13日 23時
