西畑さんち

･ ふたりなかよく ページ33

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( 流星 )






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流星 「 おはよー 」







駿佑 「 おはよ、 」









僕としゅんは同じ高校に通う 。
学年もコースも違うから学校で会うことはほとんどないけど起きる時間は同じ 。









流星 「 どうした、体調悪い ？ 」





駿佑 「 ちょっとな 」









ちょっと、なんかなぁ？とは思ったけど本人が言うしそうなんやろ 。








リビングに降りてくとこ見れば学校行く気なんやろし









流星 ･ 駿佑 「 おはよぉ、 」







大吾 「 おはよ、 」









リビングに行けばキッチンには大ちゃんが居て
この時間帯に家に居ることの珍しい誠也くんに
横抱きにされてる謙杜は起きてるけど酸素は着けたまんま、腕には点滴のチューブが伸びていた 。









駿佑 「 謙杜、どうしたん ？ 」









心配なんやろなぁ、僕より先にしゅんが聞いた 。









誠也 「 夜中に小発作が頻発してな、
その関係か微熱もあるから大きい発作に繋がる前に薬入れてるだけやで ？ 」









僕らを安心させる為に言い回しは変えてるやろけどたぶん嘘ではない 。









家で様子見とけるレベルの発作なのは確か 。








それでも誠也くんが店の仕込みに行ってないのは
点滴処置の指導を受けてるのは誠也くんだけやからやろ









そんなことを思いながらご飯を食べる 。






その間にも何度も鳴る呼吸の乱れを知らせる酸素の機械のアラームに
しゅんは起きた時よりもっと表情を硬くした 。









誠也 「 今日は学校休もーな ？ 」





大吾 「 俺、選択授業だけやしバイトないから早めに帰るわ 」





誠也 「 助かる 」








そんな会話をしながら
謙杜を見つめる誠也くんと大ちゃんから見えへん位置の棚から頭痛薬を取り出したしゅんは
僕と目が合うと 「 しーっ、」と合図してきた 。








女子やったらキュンとくるんやろな (笑)









でもホンマに大丈夫かな ？









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