検索窓
今日:68 hit、昨日:10 hit、合計:72,119 hit

ページ17

『あの子たちには、悪い事したな…』

約束してたのに、彼らに言わずに破ってしまった。

明日も行くと言ったのに。

まあほぼ彼方から無理矢理なところもあったけど。


『呪霊の、気配は…』

かなりの数、いるとは思う。

けど、どれも低級だ。

やはり田舎だからか。

この辺りは、あまり建物がない。山の麓に何か施設のようなものがあるだけ。

先程、学生らしき人を見たから、合宿か何かをやっているのかもしれない。



信ちゃん。会うべき、だろうか。

兵庫にはきてしまった。任務だから。


でも、信ちゃんに会うために任務に来たのではない。

自分の感情に流されるな。

私は、呪術師だ。

そうだろう。



山にいた、ある程度の呪霊は祓った。

そして思う。

私が来るほどの任務か?


私は、一級だ。

それなりの強さを持つ呪霊がほとんどだ。

だけどいたのは3級、2級程度。

こんなの真希たち、兵庫ならば、京都校の奴らに任せればいいのではないか。


何故、私がわざわざ東京から?


まさか、まだ見つけてないだけ?

だとすると厄介だ。

こんなにも、呪力を隠すのが上手いとするとおそらく特級。

厄介だ。


『さあ、どう来る。』

結局その日は遭遇する事なく、私はホテルに向かった。

その時、既に彼との再会は近づいていた。

そんな事、私はまだ知らない。



















「虹ちゃん?」

一人の男が、そう呟く。

サネカズラ→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (142 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
421人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年12月6日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。